セジマ薬局 やさしい薬局イメージ1 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ2 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ3 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ4 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ5

福岡・小郡のやさしい調剤薬局

やさしい薬局グループは下記の通り年末年始のお休みをいただいております。

セジマ調剤薬局薬院  12月30日〜1月3日
セジマ調剤薬局天神  12月30日~1月3日 ※12月29日は13 時半まで営業
やさしい薬局長尾店  12月29日~1月3日
調剤薬局ウエル    12月30日~1月3日

お休み中の体調変化やご心配事などございましたら、
かかりつけ薬局の緊急連絡先までお電話ください。

今年は気温が20℃を超える日の多い、暖かい秋でした。11月にもかかわらず半袖で過ごす小学生をみると驚きますが、元気な姿にうれしくなります。12月に入りましたが、さっそく気温が下がり寒い冬が始まりそうです。

 

冬は“腎”の働きが活発になります。“腎”は体に必要なものと不必要なものを仕分ける役目のほかに、成長発達の元を担っており、寿命にも関わっています。“腎”が弱ると、排尿困難、むくみ、冷え、膀胱炎、腰痛、耳鳴り、難聴、視力低下、白髪、物忘れなどの老化症状がでてきます。“腎”を助ける食べ物を摂りましょう。

 

“腎”を助ける → 黒米、ナッツ類、キャベツ、ごぼう、椎茸、ブロッコリー、プルーン、
ブルーベリー、いとより、うなぎ、えび、すずき、鯛、豚肉          

 

生物が葉を落としたり冬眠したりしてエネルギーをためるように、人も体によいものを摂って寒さに負けない体をつくりましょう。寒くなると冷え、悪寒、喉の痛み、咳、頭痛、鼻水、心筋梗塞、脳血管障害などが起きやすく、代謝も遅くなることで冷え性、しびれ、肌荒れなども起こりやすくなります。“気(生命エネルギー)・血(栄養)・水(血液以外の水分)”を補って、体を温める食べ物を摂りましょう。

 

“気”を補う → 穀類、芋類、大豆、カカオ、かぼちゃ、椎茸、まいたけ、魚介類、肉類

“血”を補う → 黒豆、ナッツ類、木耳、しめじ、人参、パセリ、ほうれん草、プルーン、
魚介類、肉類、卵

“水”を補う → 山芋、水あめ、エリンギ、カブ、木耳、人参、ほうれん草、イカ、
いとより、牡蠣、ブリ、鴨肉、豚肉、卵、ヨーグルト、チーズ

体を温める → 黒砂糖、穀類、羊肉、ニラ、ネギ、えび、マグロ、唐辛子、八角

 

今年もあとひと月。年越しのイベント、そして新年迎えたら今年度末に向けてと、気忙しい季節となります。しっかり食べて休んで、元気に過ごしていきましょう。

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

先日、アクロス福岡にジャズを聴きに行きました。

 

「狭間美帆&デンマークラジオ・ビッグバンド」

 

 

狭間美帆さんは、2016年にアメリカのダウンビート誌で“未来を担う25人のジャズアーティスト”にアジアで唯一選ばれた方で、作曲家であり、アレンジャー。そして、なんと伝統あるデンマークラジオ・ビッグバンドの現首席指揮者です。

 

結構オジ様方が多いこのバンドの中、若い女性の指揮者が入場してきたときは、なんとも不思議な画の面白さがありました。

 

そして狭間美帆さん、細い! 身体は僕の半分くらい、足は僕の1.5倍くらいの長さでした。。。

 

 

でも指揮はパワフルで、繊細で、なにより指揮者の狭間さんを初め、プレイヤーが皆楽しんでいるのを感じて、聴いている私の方もとても気持ちが良かったです。

 

CDが販売していたので購入。帰りながら聴いてみました。

 

CDもとてもよくて、完成された音楽がそこにはありました。

 

ただ、たぶん先にCDを聴いていたらおそらくわからないであろうことがたくさんありました。

 

 

まず、狭間美帆さんがこんなに楽しそうに素晴らしい指揮をしていることの重要性。

 

そして、プレイヤーが楽しんでいること。CDにはない、“遊び”の音楽が散りばめられていたこと。テナーサックスのおじさんがメチャメチャかっこいいアドリブをすること。高身長(大抵、デンマークの方は高身長)でイケメン俳優のような方がきれいなトロンボーンの音を出すこと。トランペットのハイトーン(高い音でかなり難しく、きついらしい)を簡単なように連発し、音を外さないトランペッターが5人もいたこと。ハーレーのバイクに乗っていそうな髭ボーボーで体がでっかい人が繊細で美しいピアノを弾いていたこと。CDではサックスやクラリネットやフルートの音がたくさんありましたが、実はサックスの人たちが他の楽器を持ち換えて吹いていたこと。

 

まだまだたくさんありますが、これらは実際に「対面」でないとわからないことです。

 

狭間美帆さんはニューヨーク在住らしいのですが、新型コロナによるロックダウンで、何カ月もアパートの部屋から出られない状況だったそうです。

 

 

今回の日本講演は、人の前で演奏できる喜びを爆発させているような印象がありました。

 

新型コロナの影響で、良くも悪くもテレビ電話とか、リモート会議、リモート研修会、さらにはオンライン受診、薬局でいえばオンライン服薬指導が進んでいます。

 

これらは便利であるのですが、人と人が実際に会うのとは、やっぱり同じではありません。

 

 

人の表情、声、しぐさ、体温、雰囲気、におい、周りの雑音、自然の音、そんなことが合わさって、「人と会う」ということです。

 

画面で話して、人と合っていることにはならないのです。

 

 

 

 

川島隆太 著「オンライン脳」でも、オンラインのコミュニケーションでは、共感や協調は生まれないということが、データで示されています。対面コミュニケーションで起こる脳の同期、脳の活動の動きが、オンラインコミュニケーションではそれが起こらないということです。

 

 

 

 

リモートがすべて悪いわけではありません。オンライン診療やオンライン服薬指導に関して言えば、新型コロナ第8波に突入した現在、近くに病院がない地域の方、動けない方等、これからはもっと需要が高まるでしょう。病院や介護施設では新型コロナ対策で面会ができない中、なんとかテレビ電話等で家族の顔をみれる、話ができる、それだけでも救われる方がたくさんいらっしゃると思います。

 

 

 

ただ、人と人が会っていることと同じではない、ということです。

 

今回の狭間美帆&デンマークラジオ・ビッグバンドを聴きに行って、やっぱり生演奏って素晴らしいな、と改めて感じました。

 

 

今まで当たり前だった「人と人」が会うこと。

 

荷物も宅配ボックスではなくて、配達してくださった方に「ありがとう」と言おう。

 

レストランでも作ってくれた方、運んでくれた方、片付けてくれた方に「ありがとう」と言おう。

 

スーパーやコンビニの店員さんに「ありがとう」と言おう。

 

「いいね!」ボタンではなく、ちょっとしたことでの「ありがとう」を、今ヒトは求めているのではないでしょうか。

 

 

狭間美帆さんとデンマークラジオ・ビッグバンドの方々には直接「ありがとう」とは言えませんでしたが、「ありがとう」の気持ちを込めて精一杯拍手をしました。

 

 

勢島 英

9月に入ってさっそく台風がやってきました。福岡も雨風が強かったですね。
過ぎたあとは晴れが続いて、朝晩は涼しくなってきました。
昼間との気温の差が大きいので、体調を崩さないように気をつけましょう。

 

 

 

秋は“肺”の働きが活発になります。
呼吸を担うほか、体の“気(生命エネルギー)・血(血液)・水(血以外の体の水分)”の出入りを調節する働きをしています。空気が乾燥しているため、私たちの体も乾燥にさらされます。咳やくしゃみ、鼻炎、風邪、皮膚や髪の乾燥、などの症状がでてきやすくなります。また“肺”と関係のある“大腸”も乾燥の影響を受けるため、便秘、腹痛を起こしやすくなります。体を潤す食材をとりましょう。

 

 

 

潤す → 豆乳、豆腐、はちみつ、銀杏、ナッツ類、白きくらげ、クレソン、春菊、冬瓜、百合根、れんこん、いちじく、柿、梨、バナナ、みかん、りんご、甘酒、プーアール茶、緑茶

 

 

咳をとめる → はちみつ、湯葉、ナッツ類、生姜、にんにく、百合根、いちじく、梨、海苔

 

 

“辛”味には、発汗・解熱作用、“気血”のめぐりをよくする働きがあります。風邪のひき始めには、ネギや生姜、唐辛子などの“辛”味を少量とり汗をかくことで、体の表面に付いた邪気をはらってくれます。

 

 

今はまだ暑さも残るため、乾燥に気をつけながら体の熱を冷ます食べ物をとり、涼しくなってきたら体を温める食べ物をとるように心がけましょう。そして、冬に向けて体力をつけておきましょう。

 

 

 

温めるもの → 穀類、イモ類、大豆、カカオ、銀杏、枝豆、かぼちゃ、椎茸、まいたけ、ぶどう、魚介類、肉類

 

 

 

 

この時期は、旬の果物が色鮮やかです。

 

 

 

 

梨・・・肺を潤し、のどの症状にも効く。ただ体を冷やしてしまうので、冷えやすい人は生姜やシナモンなどと一緒に煮て食べるほうがいい。

 

りんご・・・余分な熱を冷ます。食欲不振にも効く。体を冷やしてしまうので注意。

 

ぶどう・・・水分の代謝をよくする。“気血”を補う。

 

栗・・・老化による腰痛や筋肉の衰えにも効果あり。消化しにくいので食べ過ぎに注意。

 

みかん・・・胃の働きを活発にして食欲不振に効く。香りがあり“気”のめぐりをよくする。

 

 

 

 

 

夏の猛暑が続くのではと心配でしたが、季節は秋に向かっているようで、過ごしやすくなってきました。
まだ油断はできませんが、外出や行事も楽しみたいですね。

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

先日、久しぶりに高校の吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。

 

大濠高校吹奏楽部。

 

友人のお子さんが入っているので、チケットを頂きました。

 

私自身、吹奏楽からはすでに十数年離れていましたので、ほんと久しぶり!

 

高校生たちのエネルギー溢れる音楽に圧倒されました。

 

他の部活もそうですが、この大濠高校吹奏楽部の3年生もコロナ禍に入学し、
そして思うような練習や演奏会ができないなか、皆で頑張ってきた。

 

そして先生方やご家族も一緒に新型コロナと闘ってきたんですね。

 

今回の大濠高校吹奏楽部の演奏会は、高校3年間という限られた中で、
この部員、この指揮者、このホール、この観客だからこそ生み出された、唯一無二の音楽。

 

とても感動しました。

 

 

 

皆さんは同じ楽譜なのに、
なんで演奏者や指揮者によって音楽が違うのだろうと不思議に思ったことはありませんか?

 

記憶に新しい、ショパンコンクールなんて特にそうですよね。

 

皆がピアノ(またはピアノ+オーケストラ)でショパンの曲を演奏する。

 

しかもこのコンクールに出られるピアニストは皆すごい方ばかりなのに、そこからさらに順位がつく。

 

私にはなにをどう評価しているのかわかりません。

 

反田恭平さんはショパンコンクールに向けて、
一番いい音を出せる体重に調整したとおっしゃっていました。

 

凄いですね・・・

 

吹奏楽のコンクールも課題曲がありますが、
それも同じ楽譜なのに各団体によって音楽が少しずつ違う。

 

私の好きな本で、河合隼雄 著『こころの処方箋』という本があります。

 

この本の中に「同じ『運命』でも演奏次第で値段が違う」ということが書いてあります。

 

ダッダッダッダーンでおなじみのベートーヴェンの『運命』も、
演奏するオーケストラや指揮者によって違うということ。

 

そして、ヒトの『運命』も、楽譜のように決まっている条件があり、
そこには抗えないかもしれませんが、ただどう生きるかでその『運命』は変わってくる。

 

まだまだコロナ禍、とどまることを知りませんが、音楽に限らず、
今だからこそできる自分の『運命』を作り出せたらいい。

 

 

 

 

 

フジコ・ヘミングさんのエッセイにこうありました。

 

「私は、私なりの弾き方をやり通そうと思っている。
誰が弾いても同じなら、私が弾く意味なんかないじゃない」

 

 

自分の『運命』の楽譜を持って、たまには弾き方を変えたり、弾き直したり、
時にはアドリブやフェイクを加えながら、人生進んでいけたらと思います。

勢島 英

あっという間に、九州北部も梅雨明けしました。降水量が少なく心配です。
私が経験した平成6年の渇水では、給水時間が制限され、
タンクに水を溜めてそこから使っていたのを覚えています。
節水、そして節電にも気をつけて、この夏を過ごすことになりそうです。

 

 

 

夏に活発になる“”は、血液循環の他に、思考や判断をする精神にも関わっています。
汗をかいてドロドロした血液を運ぶため、“”の働きが激しくなります。
そして頻脈や不整脈、動悸、息切れ、不眠などが起こりやすくなります。“”を助けるものを摂りましょう。

 

 

 

”を助ける →玄米、小麦、アーモンド、チンゲンサイ、アサリ、イワシ、シジミ、ひじき、ウーロン茶、
紅茶、コーヒー、ジャスミン、緑茶

 

 

 

 

まだ6月ですが、厳しい暑さになっています。

毎年9~10月くらいまで半袖を着ているくらいなので、
しばらくこの暑さとつき合うことになります。
つい冷たいものを口にしがちですが、消化器官である“”は温かい環境を好むため、
負担が大きくなってしまいます。
夏バテは、“”が冷たいものを消化しにくくなり、
消化不良、食欲不振、下痢などの胃腸障害を起こしている状態です。
消化機能を上げるには、常温か温かいものがいいでしょう。

 

 

 

”を助ける → 穀類、いも類、豆類、ナッツ、枝豆・オクラ・小松菜などの野菜類、
オレンジ、りんご、イワシ、タイ、ブリ、牛肉、

 

 

 

体の熱を冷ます → 麦、春雨、小豆、豆腐、緑豆、アスパラガス、キャベツ、きゅうり、空心菜、クレソン、香菜、ゴボウ、ズッキーニ、セロリ、チンゲンサイ、冬瓜、なす、ほうれん草、もやし、レタス、れんこん、キウイ、スイカ、すもも、パイナップル、バナナ、メロン、レモン、アサリ、シジミ、海藻類、プーアール茶、緑茶

 

 

 

また、ゴーヤー、レタス、ゴボウ、紅茶、コーヒーなどの“苦味”に分類される食材にも、
”を助けたり熱を冷ましたりする働きがあります。

 

 

 

熱中症にも注意です。外だけでなく室内でも起こりうる症状です。
外で活動するときは経口補水液などで水分と一緒に塩分も補い、
室内ではクーラーなどで暑くならないようにして、忘れがちな水分摂取に気をつけましょう。

 

 

 

水分を補う → 豆乳、豆腐、アスパラガス、オクラ、きゅうり、白キクラゲ、ズッキーニ、冬瓜、トマト、れんこん、イチジク、梅、すもも、梨、マンゴー、みかん、メロン、桃、りんご、レモン、鴨肉、牛乳、ヨーグルト、甘酒、プーアール茶、緑茶

 

 

 

今年の夏は、学校のプールが行われたり、イベントが開催予定だったりと、
外出する機会も増えてきそうです。
まだコロナ禍ではありますが、楽しみたいですね。

 

 

 

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

 

 

梅雨の季節になりました。アジサイがそこかしこで咲いていて、

色とりどり、花びらの形もいろいろあって、楽しい季節です。

 

 

 

 

この時期、活発に働くのが“脾(主に消化器官)”です。

飲食物を消化して栄養分や水分を全身に送ったり、皮膚や内臓を持ち上げたり、

血管から血液が漏れ出ないようにするという働きを担っています。

 

 

”は“湿(外気の湿気、体の中にたまっている余分な水分)”を嫌うため、

“湿”をためすぎないことが大事です。

日本は海に囲まれているため湿度が高いのですが、この時期は特に影響が大きくなります。

また冷たいものや生もの、水分を多くとるようにもなるので、

”への負担が大きくなってしまいます。“”が疲れてくると代謝が悪くなり、

胃もたれ、食欲不振、疲れやすさ、浮腫、下痢、体の重だるさなどがあらわれます。

”を助けるものや温かいものを摂るようにしましょう。

 

 

 

”を補う → 穀類、いも類、肉類、魚類、豆類、カカオ、アスパラガス、かぼちゃ、
さやいんげん、椎茸、トウモロコシ、マイタケ、三つ葉、アボカド、サクランボ、桃

 

 

 

また、“湿”を汗や尿として排出させたり、

気(生命エネルギー)”の巡りをよくして水分を排泄しやすくしたりする食べものを摂りましょう。

 

 

湿”を取り除く → 玄米、麦、豆類、落花生、アスパラガス、きゅうり、セロリ、
クレソン、パクチー、高菜、チシャ、冬瓜、トウモロコシ、ナス、
豆モヤシ、レタス、スイカ、すもも、マンゴー、メロン、あおさ、
貝類、鯛、すずき、昆布、わかめ、ウーロン茶、紅茶、コーヒー、ココア、
ハイビスカス茶、プーアール茶、緑茶

 

 

”の巡りをよくする → 玉ねぎ、ピーマン、かぼす、グレープフルーツ、
すだち、ネーブル、カジキマグロ、鮭、ジャスミン、八角

 

 

 

トマト・きゅうり・トウモロコシなど、夏野菜の赤黄緑が目に鮮やかです。

冷たくして食べることが多いですが、“”はこれを嫌います。

生野菜で食べるのは朝にして、夜は“脾”を冷やさないようにして休むようにしましょう。

また脂っこいものや甘みの強いもの、味の濃いものも、この時期は控えるようにしましょう。

 

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

 

この方をご存じですか?

 

 

ニューヨーク在住のジャズピアニスト、海野 雅威(うんの ただたか)さん。

 

 

メディアでも取り上げられましたが、2020年9月、ニューヨークで活動していた海野さんは、コロナ過のアジアンヘイトクライムで、ニューヨークの地下鉄駅で暴行を受け、右肩を骨折。

 

 

この傷ではピアニストとして復帰できないのではないかと言われていました。

 

 

しかし身体的にも精神的にも大きな困難を乗り越え、復活。

 

 

2022年3月についにアルバムをリリースされたのです。

 

 

 

『get my mojo back』

 

 

“mojo”というのはアメリカのスラングで、
神秘的な力とか生命力とか本来の能力とかを意味するそうです。

 

 

 

『自分を取り戻せ』

 

 

 

ある記事のインタビューで海野さんは、「そういうニュアンスもあるけど、自分のことだけではなく、このパンデミックによる閉塞感や不安定な世界情勢のなかで、今こそ一人一人が力を貯めて乗り切っていこうという気持ちも込めている」と言っていました。

 

 

歳は41歳。  同世代じゃないか~!

 

 

悲しいアジアンヘイトクライムでしたが、彼の心を助けたのもまたいろんな国のいろんな人種のミュージシャンたちであり、世界中のファンだった。

 

 

ホームページを見てもらったらわかりますが、そんな酷い目にあったにも関わらず、とてもやさしい表情をされています。

 

 

CDを購入しました。

 

 

やさしく、美しいピアノです。

 

 

海野さんのリーダーアルバムですが、サックスやトランペットなどのホーンセクションを前に出し、海野さんはそのバックでやさしく見守り音を楽しんでいる感じ。

 

 

ホームページやYouTubeでも一部レコーディングの光景が見れるので、よかったら見てみてください。

 

 

 

『get my mojo back』

 

 

 

確かにメッセージは受け取りました。

 

 

 

 

私たちはまだまだやれる。

 

 

 

 

新型コロナウイルス感染症の早い収束、そして世界平和を願って。

 

 

 

 

やさしい薬局 勢島 英

 

やさしい薬局グループでは、他の保険薬局と連携し、
災害や新興感染症発生時における対応として以下の体制を整備しています。

①医薬品の供給・地域の衛生管理に係る対応等を行う体制の確保

現在、下記2店舗が新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオ®カプセル」対応薬局として
登録されています。

・セジマ調剤薬局薬院

・やさしい薬局長尾店

 

②行政機関や地域の医療機関、関連団体などと適切に連携するため、
災害や新興感染症発生時の対応に係る地域の協議会又は研修会などに積極的に参加します。

 

③都道府県などから医薬品の供給などについて協力の要請があった場合には、地域の関係機関と連携し、
必要な対応を行っていきます。

 

 

福岡の小学校の卒業式が終わりました。

 

 

私たちの薬局スタッフの子では、我が家の息子も含め4名が小学校卒業、1名が保育園を卒園。

 

 

成長して嬉しいような、少し寂しいような、時間の流れが速く感じるような、
いろんな感情が湧いてきます。

 

 

私が大好きな本の一つに『河合隼雄の幸福論』という本があります。

 

この本の中に、

 

 

「親が子どもの幸福を勝手に作り出し、それを子どもが幸福だと信じることで、
自分が安心したがっているのではないか、考える必要がある」

 

 

そして、

 

 

 

「子どもの幸福の一番大切なことは、子ども自身がそれを獲得するものだ、ということである。
とは言っても、それを「見守る」ことは、何やかやと子どものためにおせっかい焼きをするよりも、
はるかに心のエネルギーのいるものである。」

 

 

とあります。

 

 

私もつい勉強や行動に対して口酸っぱく言ってしまいますが、
それは子どもたちが自分たちの、
親の思い通りに動かないことに対しての苛立ちをぶつけているだけだと反省することも多々あります。

 

 

いつだったか、
息子が小学校で習った新川和江さんの詩「わたしを束ねないで」を読んでくれたことがあります。

 

 

河合隼雄さんもこの本の中でその詩を取り上げています。

 

 

わたしを止めないで

標本箱の昆虫のように

高原からきた絵葉書のように

止めないでください

わたしは羽ばたき

こやみなく空のひろさをかいさぐっている

目には見えないつばさの音

 

 

「優等生」とか、ある種の「勲章」とかも、その人にピン止めをしているのではないか。

 

 

その時は美しく見えても、それがその人の自由や行動を制限するものになっていないか。

 

 

河合隼雄さんはそう危惧していました。

 

 

大人になればなるほど、人はいろんなものに「束ね」られます。

 

 

だから、せめて子どものときにはできるだけ「ピン止め」せずに、自分の世界に没頭し、
それを広げてもらいたいと思います。

 

 

 

 

偶然なのですが、
このウクライナ戦争が始まる少し前からロシアの作家トルストイの『戦争と平和』を読んでいました。

 

 

 

 

この本は、ナポレオン率いるフランス軍がロシアに侵攻してきたところが市民目線で書かれています。

 

 

最初は普通の小説のようでしたが、
4巻から急にトルストイの解説が入ってきます(光文社古典新訳文庫)。

 

 

戦争はこの世で一番忌まわしい事業だ。戦争をゲームにしないことだ。
戦争の目的は殺人だ。
ボロジノの会戦でナポレオンは誰にも鉄砲一つ撃ってはおらず、誰一人殺していない。
すべては兵士たちが手を下したのだ。

 

 

ドラマ『ミステリと言う勿れ』でも、バスジャック犯が、
「逃げた奴のせいで他の奴が死ぬことになる」と言ったことに対し、整君が言いました。

 

 

「責任転嫁しないでください。手を下したのはあなたです。」

 

 

兵士は上の命令だから殺すのか。自分が殺そうと思って殺すのか。

 

 

どちらにせよ、殺したのはその人であり、その苦悩はその人にしかわからない。

 

 

殺された人の家族や友人の本当の苦しみも、その人たちにしかわからない。

 

 

指示を出しているだけの人にはわからないのです。

 

 

トルストイは戦争を通して、人々の苦しみや愛について書いています。

 

 

ロシア軍の総司令官クトゥーゾフ将軍は、
フランス軍が撤退するときに追い打ちをかけてナポレオンを捕えなかったことから、
ナポレオンにビビったとか、ナポレオンと密約をしていたんじゃないかとか
後世の歴史家からもいろいろ言われたようです。

 

 

でもクトゥーゾフ将軍は国民の感情を知っていた。国民が何を望んでいるのか。

 

 

だから人間を殺し滅ぼすのではなく、救い憐れむことに最後まで力を傾注した。

 

 

新型コロナウイルス感染症や地震などの自然災害は何の慈悲もなく人の命を奪いますが、
戦争だけは人が防げるもの。

 

 

どうせいつかは太陽も地球も無くなるのだから(何億年後かもしれませんが)、
それまでみんなで仲良くできないものか、
というのは平和な日本に住んでいる自分のエゴでしょうか。

 

 

坂本龍一さんの「Merry Christmas Mr.Lawrence(戦場のメリークリスマス)」をピアノで練習して、
昨年12月の発表会(コロナ過でビデオ撮影会でしたが)で弾きました。

 

 

クリスマスシーズンの雰囲気は好きですし、
子どもたちがプレゼントをもらって喜ぶ顔を見るのはなにものにも変えられない喜びではありますが、
その一方、新型コロナウイルス感染症だったり、戦争だったり、飢餓だったりと、
困難な状況と闘っている人たちがいることを忘れないためにも、
自己満足ではありますが、これからも指が動く限り、この曲を弾き続けようと思っています。

 

 

ありきたりな言葉ではありますが、世界が平和になりますように。

 

 

世界の子どもたちがつばさを広げて自由に羽ばたけますように。

 

 

卒業おめでとう。

 

勢島 英

セジマ薬局 ページの先頭に戻る