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福岡・小郡のやさしい調剤薬局

今年の夏は本当に暑かったですね・・・

まだ終わっていませんが。

 

今年は初めて城南区樋井川4丁目の夏祭りに参加させていただきました。

15分という短い時間でしたが、3曲演奏。

昨年熱中症になったこともあり、いろいろ対策を立てていったのですが、それでも暑いっ!

立ったまま演奏するのが困難で、座って演奏しました(笑)

 

 

 

先日は嬉野温泉へ。

 

温泉ももちろん気持ちよかったのですが、
家族が温泉に行っている間に一人で山の景色を見ながら静かに好きな本を読むのも、
とても貴重なひと時でした。

 

 

 

 

そして、嬉野温泉の帰りに、同じく嬉野にあるイタリアンのお店「トラットリア ヴィオラ」へ。

 

 

 

実は、10年以上前にうちの薬局で働いていた方が結婚してから作ったレストランなんです。

 

久しぶりの再会。

 

薬局で患者様に見せていた弾けるような笑顔を、今はレストランのお客様に見せています。

 

シェフのご主人が作ったパスタ、ピザはどれも絶品。

 

 

とても幸せなひと時を過ごさせていただきました。

 

 

駐車場も広いですし、嬉野方面へお越しの方は、ぜひお立ち寄りください!

 

 

さて、8月24日(土)は宝台団地の夏祭りで演奏します!

 

 

毎年、ちょっと雨が降るんですよね…

 

今年は降らないことを祈っています。

でも暑すぎないことも祈っています。

 

どうぞ熱中症にお気をつけて、遊びに来てください!

 

 

夏祭りチラシ

 

勢島 英

もし宇宙人(おそらく「人」ではないけど)が来たらどうしますか?

 

僕はこのような本を読んでいるので、他の方よりは多少対応できると思います。

 

 

ただ、こちら(地球と呼んでいる星の人々)はまだ地球外生命体を見つけていないのにも関わらず、
向こうがこちらを見つけて、さらに地球まで来れる技術があるということは、
圧倒的に向こうの方が技術が発達しているということ。

 

 

おそらく何をしても勝ち目はありません。
(映画「宇宙戦争」のような結末の可能性はゼロではありませんが)

 

 

ただ、ちゃんと(人間的な思考能力がある?)宇宙人はこう思うのではないでしょうか?

 

 

「人間ってなんだろう?」

 

 

 

 

 

地球には多くの生物がいて、人間よりも植物や昆虫のほうが圧倒的に多い。

 

 

それなのに一番偉そうにしているのは人間。

 

 

ちゃんと考えてくれる宇宙人だったらしめたもの。

 

 

人間だけが、なぜか感情を“顔の表情”として出せます。

 

 

さらに難しいことに、悲しいのに笑ったり、うれしいのに泣いたりする。

 

 

竹中直人さんのように「笑いながら怒る人」という芸まである。

 

 

とても不思議な生物、と宇宙人が興味を持ってくれたら、
しばらくは缶コーヒーBOSSのCMのように、地球に潜伏して観察してくれるのではないだろうか。

 

 

そうすればおそらく50年くらいは安心(勝手な予想)だと思う。

 

 

宇宙人に関しては、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」という小説が面白いのでよかったら一読ください。

 

 

「火星の人」(映画名「オデッセイ」)という小説を書いたアンディ・ウェアーの本です。

 

 

 

 

さて、先日、息子の中学の部活の最後の試合が終わりました。

 

 

剣道。

 

 

とても不思議なスポーツです。

 

 

それは、面をつけているので人間特有の「顔の表情」が周りには見えない点。

 

 

そのため、選手たちが試合中に怒っているのか笑っているのか、泣いているか喜んでいるのかわからない。

 

 

一本とったときに、飛び跳ねたり、ガッツポーズをしたり喜びを表現する選手がたまにいますが。
(もっとも、それはしてはいけないらしい。一本取った後の所作も大切らしく、
喜びを表現し過ぎると一本が取り消しになったりすることもあるらしい)

 

 

なので、基本的には一本取って勝っても、取られて負けても、引き分けでも、冷静に静かに終わる。

 

 

そこがめちゃくちゃカッコいい。そして、美しい。

 

 

そんな剣道の団体戦。

 

 

先鋒、次鋒、中堅、副将、大将。

 

 

団体戦はチームワークが大事!って今まで何度も聞いてきましたが、
僕は正直、「そうは言っても剣道は戦うのは1対1じゃないか~」と思っていました。

 

 

でも今回の試合、息子たちのチームを見てわかりました。

 

 

決して今までの成績からすれば強いチームではないのですが、
2、3年生一人ひとりが各役割を認識し、戦局を見つつ、全力でお互いをカバーしていた。

 

 

それでいつも以上に勝ち進むことができました。

 

 

こ、これが団体戦か~!

 

 

指導者の先生が、「団体戦はみんなで一本」とおっしゃっていた意味がわかりました。

 

 

女子チームは勝ち進めなかったものの、体格差があるのに果敢に攻めて一本を取る姿や、
男子チームと同様にみんなでカバーしようという気持ち、
そしてここぞという試合で勝ちきれなかった悔しさ、そういう姿を見てとても感動しました。

 

 

面を付けたまま、顔の表情が見えないのに身体を震わせて泣いている姿というのは、なんとも胸が締め付けられます。

 

 

僕は中学生のときはほとんどいい思い出がなかったので、
こんなに素晴らしい試合をした中学生たちを見るととても嬉しくなりました。

 

 

顔の表情で感情を表せるのは、地球上では人間だけ。

 

 

最近のAI人間の映像のクオリティには本当に驚かされますが、それでもまだ違和感はあります。

 

 

顔の表情というものは、そんなに簡単なものではない。

 

 

人の顔を直接見ないSNSなどは、それはそれでいいところがあります。

 

 

でも、剣道でいうとずっと面を付けているようなもの。

 

 

やはり、面を外している時の多彩な表情があるからこそ、面を付けた時の美しさがあるのではないでしょうか。

 

 

勢島 英

 

 

 

暑いっ!!!!!

 

 

毎年言っていますが、夏ってこんなに暑かったでしたっけ?(笑)

 

 

福岡市では、令和6年6月24日~9月30日まで、
「クールシェアふくおか」という取組みが始まっています。

 

 

気温が高くなる夏の暑い時期に、
商業施設や、公共施設などの涼しく過ごせる施設を利用することで
熱中症予防及び省エネの促進につなげる取組みです。

 

 

我々の薬局も、
「セジマ調剤薬局 薬院」「セジマ調剤薬局 天神」「やさしい薬局長尾店」が
クーリングシェルターとして登録しておりますので、
道を歩いていて、ちょっと涼みたいときにはお気軽にご休憩ください。

 

 

【セジマ調剤薬局 薬院】

 

 

 

 

 

 

【やさしい薬局長尾店】

 

 

 

 

また、小郡市にある「調剤薬局ウエル」は福岡市内でないので
この事業には参加しておりませんが、同様に、お気軽にご休憩ください。

 

 

 

 

 

なんといっても、暑いので!!

 

 

 

僕も昨年の夏祭りのサックス演奏の前に、熱中症になりました。

 

 

ほんと、急に動悸がして「あれっ?」って体が動かなくなるんです。

 

 

周りの皆さんの助けで、なんとか回復して演奏ができましたが、
本当に命にかかわることで怖かったです。

 

 

一人じゃどうしようもできなかった。

 

 

 

 

 

先日、花を買いに花屋さんまで歩いていきました。

 

 

往復40分くらい。

 

 

しかし、やはり暑い…

 

 

経口補水液を飲みながら行きました。

 

 

 

きついけどまだ大丈夫と思いながら歩いていたところ、スマートウォッチを見ると、
脈がすごく上がっていてビックリ!

 

 

これは危ないと思って、日陰で休みながらいきました(日陰も暑いけど…)。

 

 

熱中症グッズもたくさん出ているし、男性で日傘を差しているいる方も増えてきました。

 

 

命を守るために、やはりそういうグッズも有効に使わないとな~と思いました。

 

 

ですので、歩いていて↓↓↓のステッカーを見かけたら、
大丈夫と思っていても、ちょっと休憩しましょう!

勢島英

数十年ぶりにサックスアンサンブルで演奏しました!

 

 

縁あって、「Ensemble-K」というサックスアンサンブルチームに参加させてもらったのです。

 

 

僕は高校の吹奏楽でサックスを始め、
大学では吹奏楽をやりながらボランティアであるピアニストの方と二人で養護施設などを周りました。
大学院時代も吹奏楽をし、社会人になってからはピアノ教室のみんなと発表会で演奏したり、
地域の夏祭りで演奏したりしています。

 

 

結構、サックス人生としてはいろいろやって、
ある程度満足していたのですが、唯一の心残りがサックスアンサンブルでした。

 

 

 

これが非常に難しい。

 

 

 

ご存じでしょうか、
サックスにもソプラノ、アルト、テナー、バリトンがあることを(実はもっと種類はあります)。

 

 

何が難しいかというと、まずバリトンサックスを持っている人が少ない(笑)

 

 

値段が高いし、大きくて重い! そして吹くのが難しい!

 

 

さらに、アンサンブルは人数が揃わないと演奏ができませんが、
練習や本番の日程を合わせるのが難しい。大人は特にそうですよね。

 

 

それと、情熱。

 

 

音楽に対する情熱、いい音楽を届けたいという情熱、いい音楽を奏でたいという情熱。

 

 

その足並みが揃うのも、また難しいのです。

 

 

しかし、このEnsemble-Kの皆さんは10年以上続けている。

 

 

いろんな大変なこともあったようですが、それでも続けている。

 

 

本当にすごいことだと思います。

 

 

バリトンサックスの小田さん(バリトン以外も上手!)に昨年から誘われていたのですが、
なかなか今から新しいことを始めるのに勇気がありませんでした。

 

 

中途半端に入ってもチームの皆さんに迷惑をかけてしまうだろうし、
仕事も子育ても忙しいし、自分がまたそこまでの情熱をもってできるだろうか、と。

 

 

 

ただ、思ったのです。

 

 

 

社長になって、仕事がさらに忙しくなって疲弊して、
でも毎日疲弊している姿を薬局のスタッフに見せるのか。

 

 

毎日疲弊している姿を妻や子供たちに見せるのか。

 

 

患者さんに見せるのか。

 

 

 

音楽への情熱を取り戻すことで、毎日の精神面にもいい影響があるのではないか。

 

 

生き生きとした姿を見せられるのではないか。

 

 

せっかく音楽仲間であるりょうすけ内科外科の山口医師が、
「勢島君にぜひ会わせたかった」といって小田さんを紹介してくださり、
こんなチャンスをもらったのに、ここで行動しなくていいのか。

 

 

小田さんからは「気軽に参加して」なんて言われましたが、とても気軽には参加できない(笑)

 

 

でも、やってみることにしました。

 

 

 

Ensemble-Kは、ホームページには5名の名前が載っていますが、
そのほかにも数名いて、いろいろ都合に合わせてメンバーを代えて演奏しています。

 

 

なので、今日はアルト、来週はテナーとか、メンバーに合わせて楽器を持ち換えたりしています。

 

 

先日、吹奏楽祭という音楽の祭典が福岡サンパレスでありました。

 

 

そこで僕はEnsemble-Kデビューです。

 

 

曲は「わが美しき故郷よ」と「千本桜」。

 

 

この日は、ソプラノ2人(うち一人が僕です)、アルト2人、テナー2人、バリトン1人の計7人。

 

 

 

僕はもう一人のソプラノのゴローさんがとても上手なので安心していたのですが、
当日ゴローさんが急に「今日は『わが美しき故郷よ』はクラリネットで違う部分を吹くから」と。

 

 

な、なに~! ソプラノパートは僕一人になるではありませんか!

 

 

急に緊張MAX。本番は極度の緊張で倒れそうでしたが、なんとか(間違えながらも)吹き切りました。

 

 

 

でもあとからまたいろいろ考えました。

 

 

アンサンブルって、一人一人の役割と責任があり、それが調和することでいい音楽を生み出す。

 

 

これって仕事も同じじゃないですか?

 

 

特に薬局のように少ない人数で仕事をするところって、アンサンブルと同じではないでしょうか。

 

 

サックスは人の声と同じように、一人一人音が違います。

 

 

例えば僕の楽器を違う人が吹いても、同じ音は出ないのです。

 

 

仕事もアンサンブルも、一人一人が自分の役割に責任を持って、
しっかり切磋琢磨し、お互いに刺激を与えつつ、調和する。

 

 

そうすることで、そのメンバーだからこそできる、新たな価値が生まれるのだと思います。

 

 

ごまかしはできない。

 

 

でも、未熟であっても一生懸命、誠意を持ってやれば、気持ちは伝わります。

 

 

そして、みんなで成長する。

 

 

そんなサックスアンサンブルと薬局アンサンブル、がんばっていこうと思います。

 

 

毎月、第2月曜日の夜、福岡市中央区大名にある「ワンドロップ」というミュージックバーで、
20時30分頃と21時30分頃の2セット、Ensemble-Kが演奏しています。ミュージックチャージは無料。

 

 

とても素敵なお店です。

 

 

僕も都合が合う日は参加させてもらおうと思っています。

 

 

 

 

さて、これを書いている今日は久しぶりに何もない日曜日。

 

 

暑さのためか早朝に目が覚めたので、コソっと家を出て、歩く。

 

 

近くに大きな川があって歩く道も整ってあるのですが、
人が多いのが苦手なので、小さい川の方によく行きます。

 

 

 

 

 

なぜだろうか、人が多いところではしない挨拶も、
人が少ないところではすれ違いに「おはようございます」ってお互いに挨拶をします。

 

 

今日は先日亡くなったフジコ・ヘミングさんのピアノを聴きながら歩きました。

 

 

川辺に、わんと飛び出した紫陽花を発見。

 

 

 

それを見に反対側に行くと、今度は猫がチラチラと後ろを振り返りながら歩いている。

 

 

 

視線の先には僕しかいなかったので、
猫の恩返しかと思って(何も恩をきせた覚えはないのですが)、ついて行く。

 

 

行き先はある民家。

 

 

そこに何かあるのだろうか。

 

 

僕は小説好きなので、「村上春樹さんの小説なら、その家に入っていくだろうな」と思いつつも、
ちゃんと理性が働いて、猫と別れて帰路につきました。

 

 

 

勢島 英

 

2024年5月14日、「第5回宝台健康アカデミー」を開催いたしました!

 

 

昨年から開始したこの企画ですが、宝台団地の皆様のフレイルの早期発見、
健康寿命の増進を目的に、
UR都市機構様、オリーブ薬局様、福岡大学薬学部様、やさしい薬局長尾店で始めました。

 

 

オリーブ薬局様とやさしい薬局長尾店は健康サポート薬局の認定を受けており、
その2薬局で協力して、地域の声を聞きながら、薬局ができる地域貢献を探していこうと活動中です。

 

 

今後はこの地域の他の薬局や、他の職種の方々とも一緒にやっていけたらと思っています。

 

 

今年度から回数を4回⇒6回に増やし、担当制にしました。

 

 

今回は、やさしい薬局長尾店と福岡大学薬学部様で担当しました。

 

 

  • 2023年のまとめを福岡大学薬学部 地域医療薬学教室 冨永 宏治准教授より
    話していただきました。
  • 健康食品・サプリメントについて、最近の紅麹問題も含めて、
    やさしい薬局長尾店 勢島英より話をしました。
  • 各健康チェック(身長、体重、もの忘れチェック、血圧測定、フレイルチェック、AGEs測定など)を
    福岡大学薬学部の教員の方々、学生さんたちと一緒に行いました。
  • その中で、薬剤師、管理栄養士による個別相談を実施しました。

 

 

 

今回から「宝台健康アカデミーファイル」を作成し、参加者にお配りしました!

 

 

 

配布資料や自身の健康チェック結果をファイルに綴じていただき、
自宅で見返したり、今後の健康チェックと比較していただいたりするためです。

 

 

さらに、UR都市機構の担当者様がポイントカードを作成してくれました!

 

 

ポイントがたまると何かいいことがあるかも!?

 

 

こうやって、少しでも多くの方が外に出て、地域の方、我々医療従事者、学生さんたちとふれあい、
会話をし、笑っていただけることが、健康にもつながると思っています。

 

 

そして、この活動を研究データとして発表することで、宝台団地の皆様だけではなく、
他の地域の方々のお役にも立てれば幸いです。

 

代表取締役 勢島 英

私が好きな本&映画に「冷静と情熱のあいだ」というものがある。

1999年に辻仁成さんが男性目線からの「Blu」、

江國香織さんが女性目線からの「Rosso」を書いた小説。

男女2人の関係をそれぞれの目線から書いた画期的な作品で、2001年には映画化された。

 

 

私は「Blu」と「Rosso」が交互に入っている「愛蔵版」を持っている。

 

 

映画がまた、良い。

竹野内豊さんの演技も素晴らしかったし、

なにより、フィレンツェの映像、そして音楽が素晴らしかった。

あまりにも素敵な音楽だったため、親友の結婚式で友人がピアノ、私がサックスで、

この「冷静と情熱のあいだ」の曲を演奏した。

たぶん、参列していた多くの方は何の曲かわからなかったと思うのだけれど。

 

 

 

昨年だったか、ピアノの楽譜を見つけたので今練習中。

ほんとは弦楽四重奏、またはオーケストラの曲なんですけどね。

この映画を観たことのない方にもこの曲の良さを伝えられるか。それもピアノで。

それが今年の私の目標の一つである。

この「冷静と情熱のあいだ」の音楽について、誰とも共感したことがないので、ぜひいつかどなたかとじっくり話したい。

 

 

本を読めば、また映画をみれば、“冷静”と“情熱”のあいだという難しい感情を描き、

これが見事な題名だということがわかる。

 

 

 

 

 

さて、私の好きな研究者、福岡伸一さんの本に「生物と無生物のあいだ」というベストセラーがある。

ウイルスは、生物なのか、無生物なのか。

“生物”の定義はなんなのか。

 

 

ウイルスは、宿主がいないと生きていけない。

新型コロナウイルスも、みんな「コロナ、コロナ」としか言わないが、

「コロナウイルス」自体は今までもずーっと昔から存在しており、

その新しい変異株なので「新型コロナウイルス」と呼ぶ。

だから私はあえて「新コロ」と言っているが、周りにはなぜか全然浸透しない。

 

 

まだまだ感染力は強く、辛い思いをされている方も多いが、

最初の頃と比べれば、少し“弱く”(というと語弊があるが)なっているとは思う。

 

 

もちろんヒトが感染対策をしてきた、というのもあるだろうが、

ウイルス自体も宿主がいなくなったら困るのだ。

 

 

だからウイルス的には“弱く、広く”寄生したい。

 

 

でも、いったい何がそうさせるのだろう?

 

 

ウイルスの遺伝子?

 

 

多くのウイルスが私たちの体の中にもいて、ウイルスがいないと私たちヒトも生きていけないそうだ。

 

 

とはいえ、新型コロナウイルスや毎年形を変えるインフルエンザウイルスはやはり脅威である。

 

 

2023年のノーベル生理学・医学賞を受賞したカリコ博士の発明である「mRNAワクチン」のおかげで、

多くの人が救われた。

 

ワクチンが嫌いな方もいらっしゃるとは思うが、とにかくすごい発明であることには間違いない。

 

 

科学に“遺伝”はあるのか?

 

 

山中伸弥博士も、「新型コロナのワクチンは、わずか一年足らずで開発されました。

でも、それまでの長い歴史があったことを忘れてはいけません。それが科学なのです。」

とおっしゃっている。

 

 

そういう意味では、科学の“遺伝”であり、“環境”であり、

「遺伝と環境のあいだ」で新しい発見が生まれてくるのではないかと思う。

 

 

カリコ博士はこう言っている。

 

 

「実験をしても、思い通りにいかないことが多い。

科学の世界では失敗したときに対処する力を身に付けるのが重要だ」

 

 

これからの子どもたちに、ぜひ聞かせたい言葉だ。もちろん自分たちにも。

 

 

昨年、息子が修学旅行で奈良&京都へ行った。

 

 

出発前日、私は帰りが遅く、また当日の朝も早かったため、息子にメモを残した。

 

 

「先生やタクシーの運転手さん、バスの運転手さん、旅館の人、お店の人、大仏、鹿など、

いろんな方にお礼を必ず言いましょう♪ 楽しんでね!」

 

 

すると、実は私の母も、手紙をくれていたことが判明。

 

 

「初冬の京都奈良! 福岡とは違った空気を感じることでしょう。

旅先の方々(ホテル・タクシー)へのあいさつ、ありがとうの感謝の気持ちを忘れず、

仲間と一緒に仲良く楽しくいい思い出をつくってください。元気で!」

 

 

あまりにも似たことを書いていたため、妻が笑っていた。「遺伝やね~」と。

 

 

これも“遺伝”なのか、それとも育ってきた“環境”なのか。

 

 

まあ私の方が、「大仏、鹿への感謝」を入れている分、母より優れているとは思うのだが

(字は明らかに母の方が綺麗であったが)、

これも「遺伝と環境のあいだ」の面白さだと改めて思った次第である。

 

 

 

勢島 英

 

 

 

 

 

 

 

 

社長挨拶などを書いているとまったく筆が進まない。

 

 

当の本人の実感がないのだから、まあ当然だろうと思う。

 

 

だからソレは、頃合いをみて、ちゃんと書こうと思う。

 

 

 

 

 

今年は出会いの多い一年だった。

 

 

まるで何かに導かれるように、出会った。

 

 

多くの個人名を挙げたいところだが、
さすがに書くことはできないので、本について書こうと思う。

 

 

最近では、義兄に借りた本にとても感動した。

 

 

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』

 

 

児童虐待、トランスジェンダー、さまざまな問題を題材にした小説。

 

本屋大賞第1位!という帯は、読んだ後に見ると、とても滑稽に見えて、
この本の品位を下げている気もする。

 

 

でも、多くの人に読まれており、
この帯をつけることでもっと多くの人に読まれるのなら、やっぱり必要なのだろう。

 

 

それだけ、多くの人に読んでほしい、と思う本だった。

 

 

 

 

我々薬局も「善」などというのは簡単にはできないと知っておかなければならない。

 

 

私のバイブルである河合隼雄『こころの処方箋』にも

 

 

『善は微に入り細にわたって行わねばならない』とある。

 

 

ただ良かれと思ってやったことが、
その人やその家族、周りの人々にとっては迷惑になることがある。

 

 

だからボランティアなどもとても難しい。

 

 

善をするには、その先も見なければいけない。

 

 

 

 

 

私たちの『やさしい薬局』という名も、そのような意味を込めてつけた。

 

 

 

 

 

“やさしい”とは何か。

 

 

 

 

 

人にやさしくするというのは、決して簡単なことではない。

 

 

しかしながら、この『52ヘルツのクジラたち』の中にもあるように、
時には無条件に抱きしめることも必要なのだと思う。

 

 

 

 

他に出会ってよかった本は、朝井リョウ『正欲』という本。これにも衝撃を受けた。

 

 

最近映画化されたようだが、残念ながらそれはまだ観ていない。

 

 

本当に人というのはさまざまで、いろんな人生がある。

 

 

人にはその人だけの歴史があり、心がある。ただマイノリティだと、
やはりまだまだ生きにくい世の中なんだと思う。

 

 

これは『52ヘルツのクジラたち』にも共通するところがあった。

 

 

 

また、映画『沈黙の艦隊』を息子と観に行ったものの、
続編がある気配がないので、原作の漫画本を購入した。

 

 

自分も読むべきだと思ったし、息子にも読ませるべきだと思った。

 

 

30年くらい前に描かれた本。

 

 

当時、未来について怖れていたことが、今、まるで予言のように実際に起こっている。

 

 

なぜ今、『沈黙の艦隊』が映画化されたのか。

 

 

それは映画を観ただけでは決してわからないと思う。原作でいうと序盤で終わってしまうので。

 

 

映画を観て興味を持った方は、ぜひ原作を読んでほしいと思う。

 

 

そういえば学生の頃、ラーメン屋さんとかお好み焼き屋さんとかトンカツ屋さんとかにいくと、
結構な確率でこの『沈黙の艦隊』の漫画が置いてあった気がする(油にまみれて)。

 

 

今思えば、ラーメン屋さんもお好み焼き屋さんもトンカツ屋さんも、
一人一人が政治を、世界情勢を、人間を、しっかり考えていたのだろう。

 

 

 

 

それと、田坂広志『教養を磨く』という本にしびれた。

 

 

あまりにもよかったので、ついたくさん買って友人や同僚に無理矢理あげた。

 

 

まさに、これからの時代を生きるためのバイブルと呼べるくらい、私には衝撃だった。

 

 

我々薬剤師が、近年、国から何を求められているかご存じだろうか。

 

 

「モノ」から「ヒト」へ

 

 

それをここ数年、ずっと言われ続けている。

 

 

薬を集めるだけ。「モノ」だけでなく、「ヒト」を見なさい、と。

 

 

私はそれに対し、ずっと違和感を持っていた。

 

 

町の科学者と言われた薬店の薬剤師、医薬分業、調剤薬局を立ち上げる薬剤師、
病院で入院患者さんのために調剤をする薬剤師、
いろんな薬剤師の先輩方がいたが、果たしてそこに「ヒト」は見えていなかったのか。

 

 

薬の先に、処方箋の先には、ちゃんと「ヒト」が見えていたのではないか。

 

 

今のようなAIやICTもない。

 

 

新薬もどんどん世に出ていた時代。

 

 

そんな時代に限られたツールを使って必要な情報を抽出し、
患者さんが安全に薬を使えるように、
先輩薬剤師たちは日々勉強し、奮闘してきたのではないか。

 

 

それを「モノ」しか扱ってこなかったようにいうのは、大変失礼だと感じる。

 

 

『教養を磨く』の中に、「知能」から「知性」へ、という言葉が出てくる。

 

 

「知能」は学んで得られる知識であり、「知性」は答えのない問いを考えること。

 

 

確かに多くの先輩薬剤師が戦ってきた情報、「知能」は、AIに代わっていくだろう。

 

 

そして、これからは「知性」が必要な時代で、これこそまさに薬剤師が本領発揮できることではないだろうか。

 

 

「モノ」から「ヒト」へ

 

 

ではなく、我々薬剤師もまさに、

 

 

「知能」から「知性」へ

 

 

なのだと思う。

 

 

先輩薬剤師が培ってきた知能を使って、
これからは患者さん一人一人の答えのない問いを考え続けるのが我々薬剤師の使命なのだと思う。

 

 

 

話を戻すが、『52ヘルツのクジラたち』では、
辛いときにクジラの声を聴く、というシーンが何度も出てくる。

 

 

実は私も、クジラの声のCDを持っている。

 

 

『鯨の詩(うた)』ポール・ウィンター、ポール・ハーレーとざとう鯨

 

 

 

ざとう鯨の「歌」の録音に合わせて、ポール・ハーレーがパイプオルガンを弾き、
ポール・ウィンターがソプラノサックスを吹くのだ。

 

 

なんとも幻想的なこのCDを時々思い返したように聴いている。

 

 

福岡県西方沖地震のときに自宅の本棚が倒れ、多くのCDケースが破損したが、
このCDは傷がついただけで残った。

 

 

 

自然と人間

 

 

 

つい、我々は分けてしまうが、植物や虫や動物と同じように、
我々人間も自然の産物なのだと思い出させてくれる。

 

 

自然の中の、とても小さな存在。

 

 

でも、

 

 

頼りになる薬剤師が家族に1人いればいい。

 

頼りになる薬剤師が友達に1人いればいい。

 

頼りになる薬剤師が近所に1人いればいい。

 

頼りになる薬剤師が地域に1人いればいい。

 

 

そうやって拡がり、多くの人から信頼されてきたのが、父(先代)だったと思う。

 

 

そしてこれからも、我々の周りの人たちに対して、

 

 

長く短い人生に、我々薬剤師が少しでもお手伝いできれば、と思う。

 

 

病気の不安、薬の不安を少しでも和らげることができたら、と思う。

 

 

それが“やさしい”薬局であり、私たちの本懐なのだと思う。

 

 

 

令和5年12月 代表取締役社長 勢島英

 

息子と映画を観に行きました。

 

 

 

ゴジラの日「11月3日」公開、そしてその朝一番で観に行きました。

 

 

人が多いのが苦手なので、我が家はいつも朝一番で観に行きます。

 

 

今回の「ゴジラ-1.0」は、今はいろいろネタバレ情報が出ていますが、公開前はほとんど出ていませんでした。

 

 

息子はゴジラ好きで、ほとんどのゴジラ作品を観ているので、今回も楽しみにしていました。

 

 

 

 

以下、多少のネタバレあります。

 

 

 

 

 

戦後すぐの日本。特攻隊に配属されるも、生き延びた主人公。

 

 

生きていていいのか、という葛藤をずっと持ちながら、ゴジラとの闘いに志願する。

 

 

そして、そこで出てきたのが、なんと幻の戦闘機「震電」!

 

 

思わず息子と顔を見合わせました。

 

 

そう、実は今年の夏、息子と「筑前町立太刀洗平和記念館」に行き、この震電の実物大模型を見てきたばかりだったのです!

 

 

館内は写真撮影が禁止でしたので写真はありませんが、HPから見れるパンフレットには小さく写真が載っています。

 

 

この震電、プロペラ機を反対向きに乗るような形で、こんなものが飛べるのか、と思いました。

 

 

 

でも実際に、(CGでも)飛んでいる姿を見て、感無量でした。

 

 

 

それと同時に、太刀洗平和記念館の静謐な空間で見てきた特攻隊の方の写真や遺書、戦争の恐ろしさと無念、いろんな感情がこみ上がってきました。

 

 

 

近年、今回の「平和記念館で震電を見た」⇒「映画でたまたま震電が出てきた」のように、何か見えないものに導かれているのではないかという体験が増えてきた気がします。

 

 

 

年齢を重ねるとは、こういうことなのでしょうか。

 

 

 

田坂広志 著「運気を磨く」にも、「自分の人生は、大いなる何かに導かれている」ということについて書いてあります。

 

 

宗教とかではなく、自分の意識、心の持ち方として。

 

 

今回の「ゴジラ-1.0」のメッセージはシンプルにただ一つ。

 

 

 

「生きろ」

 

 

 

ということを感じました。

 

 

 

ウクライナ侵攻やイスラエル問題など、多くの人が戦争で亡くなっている現代。

 

 

 

この「ゴジラ-1.0」が今公開になったのも、何かの導きかもしれません。

 

 

勢島 英

 

 

 

全然関係ないのですが、日曜日の朝食。きなこ入りヨーグルトを食べました。

混ぜてスプーンですくうと、「あ、これ〇〇に似てない!?」という話になりました。

さて、〇〇とは何でしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

応えは、「木星」です!・・・似てない?(笑)

家族で「きなこヨーグルト木星」作り。他の惑星はさすがに難しいか!?

 

9月23日(土)、「RUN伴+2023」というイベントが4年ぶりに開催され、
当局の薬剤師が参加させていただきました。

 

 

1994年「国際アルツハイマー病協会」は、
世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、
この日を中心に認知症の啓発が実施されています。
また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みが行われいます。

 

 

その一環が、RUN伴+(ランともプラス)です。
この取り組みは、認知症の人も、認知症でない人も、みんなでタスキをつなぎ、
ゴールを目指す全角のプロジェクトです。
認知症になっても安心して暮らせる地域づくりと認知症に関する啓発を行うものです。

 

 

今回は、地域の介護施設のスタッフの皆様、入居者の皆様、そしてそのご家族の方々で、
認知症啓発のイメージカラーであるオレンジ色のTシャツを着て、ウォーキングをしました。

 

 

写真を見せてもらいましたが、「せーの!」でみんなでゴールしたときは、
入居者の皆さんも普段見ることのできない、とても幸せそうな顔をしていらっしゃいました。

 

 

コロナ過というのは、認知症の方やこういった介護施設に入所されている方々、
そのご家族の皆様、またそこで働いているスタッフの皆様にとても大きな影響を与えました。

 

 

その苦難を皆で乗り越えたからこそ、このような笑顔になるんだろうなと思います。

 

 

 

さて、同日に長崎で「第82回九州山口薬学会」があり、私はそちらの方に行っていました。

 

そこで、私たちの研究活動を評価いただき、助成金をいただくことができました。

 

6件の応募中、2件の研究が選ばれたそうです。

 

私たちの研究というのは、そう、今まで何度かこのブログでも書きました団地でのイベントです。

 

これはUR都市機構様、福岡大学薬学部様、
そして「健康サポート薬局」「地域連携薬局」であるオリーブ薬局様と一緒に行っているもので、
私が代表で長崎に行ってきました。

 

この活動を団地の方々、地域の方々のために役立て、そして研究結果を学会発表や論文化することで、
日本の他の地域だけでなく、世界の役に立てたらと思っています。

 

さらに、当局で行っている「もの忘れチェック」の研究成果を福岡大学薬学部の先生が発表してくださいました。
これも福岡大学薬学部と当局、そして近隣クリニックの医師の方々と一緒に行っているものです。

 

 

薬局では慢性疾患の方は定期的に来られますので、認知機能の低下に関しても気づきやすい環境です。

 

 

そこで認知機能の低下が気になる方に薬局でタブレットを使って「もの忘れチェック」をしてもらい、
気になる結果が出た方はかかりつけ医に繋いで、医師に詳しい認知症のチェックを行ってもらったり、
他専門病院へ紹介してもらったり、一緒に対策を考えるというものです。

 

 

先日、日本でも認知症の治療薬がついに承認されました。しかしこの薬はだれでも使えるというわけではありません。

 

 

特に重要なのは、認知症の早期発見です。すでに病状が進んでいる方には残念ながらこの薬は使えません。

 

ですので、認知症の早期発見のためにも、
我々薬局での“気づき”が、今後も重要になってくるのではないかと思っています。

 

 

「もの忘れチェック」は、「セジマ調剤薬局薬院」と「やさしい薬局長尾店」で行っています。
ご興味のある方はぜひお越しください。

 

 

 

 

 

長崎で旧友と学会開始前の早朝に路面電車に乗って諏訪神社に行きました!

 

朝から長い階段で疲れましたが(笑)、久しぶりにリフレッシュできました!

 

 

 

日中と朝晩の寒暖差が大きいですね。胃腸の調子が悪くなったり、めまいがしたり、
自律神経も乱れやすい時期です。どうぞ皆様ご自愛ください。

 

 

勢島英

 

RUN伴資料 (1) (1)

福岡市城南区にありますオリーブ薬局様と当局(やさしい薬局長尾店)、
そして、UR都市機構様、福岡大学薬学部様で近隣地域の宝台団地で定期的にイベントを行っています。

 

 

その名も『宝台健康アカデミー』

 

 

宝台団地の方々のフレイルチェック、生活環境チェック、ものわすれチェック、健康診断等を通して、
薬相談、介護相談、栄養相談等を、薬剤師&管理栄養士が個別にお話しするというもの。

 

 

 

自治会の皆様の協力のもと、2023年8月22日に第2回を開催できました。

 

 

地域活動といっても簡単にできることではありません。

 

 

しかし、1つの薬局ではできないことでも2つの薬局でできることがあり、
また薬局だけではできないことをUR都市機構様や大学の協力を得ることでできることもあります。

 

 

福岡大学薬学部からは、先生方だけではなく、
前回も今回も学生さんたちがボランティアで手伝いに来てくださって大変助かりました。
みんないい笑顔で頑張ってくれました!

 

 

今後も現場の声を聞きながら定期的に続けていく予定です。

 

 

そして、この『宝台健康アカデミー』が地域の皆様のお役に立つと同時に、
他の地域にもなにか伝えることができたらと思います。

 

 

 

 

さて、同じ週の26日に、同じく宝台団地の夏祭りが開催!

 

コロナ過で数年中止になっていましたが、今年はようやく開催されました。

 

そこで私も演奏させていただくことになりました!

 

りょうすけ内科外科の山口良介医師がテナーサックス、
私たちが通っているピアノ教室「VIEW MUSIC STUDIO」の講師である清田美帆先生がピアノ、
同じく「アトム電気 福大前店VIEW」の電気屋さんである清田良平さんがベース、
そしてわれらの長年の音楽仲間である原賀さんが打楽器を、私はソプラノサックス担当です。

 

 

 

仕事の昼休みや仕事後の夜に集まって練習。

 

 

大変でしたが、久しぶりの音楽活動にワクワクしていました。

 

 

ところが…

 

 

 

本番直前、私が熱中症になってしまいまして(笑)

 

 

 

当日は仕事後にリハーサル、そして準備など、いろいろやっておりました。

 

 

水分はしっかりとっていましたが、なぜか本番1時間半前くらいでしょうか、動悸とめまいが。

 

 

「ヤバい…。熱中症だ」と思い、経口補水液を飲みましたが、改善せず。

 

 

大量の発汗、手の震え、頭痛も出てきました。

 

 

幸い今回の音楽仲間に医者がいましたので、
すぐに山口医師(テナーサックス)の指示のもと、涼しい場所へ移動し、
氷をたくさん買ってきていただいて、首と脇を冷やしました。

 

 

ずっと段ボールで扇いで風を送ってくださる方もいました。

 

 

そのまま1時間ちょっと。

 

 

本番の時間が近づいてきます。
バンドメンバーは、「(勢島が吹けなかったら)どうする?どうする?」ってコソっと相談しています。

 

 

「ソ、ソプラノを取ってもらえますか…」となんとか楽器を吹こうとしました。

(後でみんなにマネされました。「ソ、ソプラノを取ってもらえますか…」って(笑))

 

 

でも音が出ず、自分自身も「今日の演奏無理かも…。」という思いが頭をよぎりました。

 

 

しかし、何としても今日は演奏したかった。

 

 

すると、皆さんの協力のおかげで本番直前に奇跡的に動悸が回復!!

 

 

動悸さえ収まれば、多少手が震えようが、頭痛があろうが、演奏できます!
(注:医師の監視のもと演奏しています。決してマネしないでください。)

 

 

なんとかすべて演奏することができました(涙)!!!

 

 

曲は、①アンダー・ザ・シー、②星に願いを、③アイドル、④長崎は今日も雨だった、
⑤夏の終わりのハーモニー、⑥涙そうそう(これは時間がなく?できませんでした。)

 

 

演奏後に、いろんな方が「よかったよー」って言ってくださいました。

 

 

ほんと皆さんに感謝! バンドメンバーに感謝!

 

 

 

 

 

今回、自分が熱中症になってわかったこと。

 

 

それは、知識はあっても、やはりいざ自分が熱中症になると、人の助けがいるということです。

 

 

涼しい場所へ移動したり、氷で冷やしたり、水分をとったり、扇いでもらったり、
一人じゃできないし、実際動けませんでした。救急車を呼ぶ判断もできません。

 

 

(実際、危ないと思ったら救急車を呼んでください。)

 

 

だからこそ、地域のネットワークや近隣とのおつきあい、
いざ何かあったときにどこを頼るか、どこに電話するか、
それを誰と共有しておくか、などが重要だと思います。

 

 

 

今後の「宝台健康アカデミー」を通して、そういうところも考えていきたいと思っています。

 

 

今回、なんとしても演奏したかったんです。

 

 

「宝台健康アカデミー」に来てくださっている皆さん、
そして、なかなか家から外に出てこられない方、施設に入所されている方、
介護をされているご家族の方、介護の仕事をされている方、夏祭りを楽しみにしていた子どもたち、
いろんな希望や思いを持って夏祭りを準備してこられた方々、
多くの方に感謝と喜びを音楽で伝えたかったのです。

 

 

ご自宅にも聴こえたでしょうか。施設のお部屋にも届いたでしょうか。

 

 

皆様の心に少しでも届いたでしょうか。

 

 

 

 

 

最後に、厚労省の熱中症のチラシを添付します。

 

【リーフレット】熱中症予防のために

 

 

まだまだ残暑は厳しそうです。皆様どうぞお気をつけて。

 

 

 

勢島 英

 

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