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福岡・小郡のやさしい調剤薬局

私が好きな本&映画に「冷静と情熱のあいだ」というものがある。

1999年に辻仁成さんが男性目線からの「Blu」、

江國香織さんが女性目線からの「Rosso」を書いた小説。

男女2人の関係をそれぞれの目線から書いた画期的な作品で、2001年には映画化された。

 

 

私は「Blu」と「Rosso」が交互に入っている「愛蔵版」を持っている。

 

 

映画がまた、良い。

竹野内豊さんの演技も素晴らしかったし、

なにより、フィレンツェの映像、そして音楽が素晴らしかった。

あまりにも素敵な音楽だったため、親友の結婚式で友人がピアノ、私がサックスで、

この「冷静と情熱のあいだ」の曲を演奏した。

たぶん、参列していた多くの方は何の曲かわからなかったと思うのだけれど。

 

 

 

昨年だったか、ピアノの楽譜を見つけたので今練習中。

ほんとは弦楽四重奏、またはオーケストラの曲なんですけどね。

この映画を観たことのない方にもこの曲の良さを伝えられるか。それもピアノで。

それが今年の私の目標の一つである。

この「冷静と情熱のあいだ」の音楽について、誰とも共感したことがないので、ぜひいつかどなたかとじっくり話したい。

 

 

本を読めば、また映画をみれば、“冷静”と“情熱”のあいだという難しい感情を描き、

これが見事な題名だということがわかる。

 

 

 

 

 

さて、私の好きな研究者、福岡伸一さんの本に「生物と無生物のあいだ」というベストセラーがある。

ウイルスは、生物なのか、無生物なのか。

“生物”の定義はなんなのか。

 

 

ウイルスは、宿主がいないと生きていけない。

新型コロナウイルスも、みんな「コロナ、コロナ」としか言わないが、

「コロナウイルス」自体は今までもずーっと昔から存在しており、

その新しい変異株なので「新型コロナウイルス」と呼ぶ。

だから私はあえて「新コロ」と言っているが、周りにはなぜか全然浸透しない。

 

 

まだまだ感染力は強く、辛い思いをされている方も多いが、

最初の頃と比べれば、少し“弱く”(というと語弊があるが)なっているとは思う。

 

 

もちろんヒトが感染対策をしてきた、というのもあるだろうが、

ウイルス自体も宿主がいなくなったら困るのだ。

 

 

だからウイルス的には“弱く、広く”寄生したい。

 

 

でも、いったい何がそうさせるのだろう?

 

 

ウイルスの遺伝子?

 

 

多くのウイルスが私たちの体の中にもいて、ウイルスがいないと私たちヒトも生きていけないそうだ。

 

 

とはいえ、新型コロナウイルスや毎年形を変えるインフルエンザウイルスはやはり脅威である。

 

 

2023年のノーベル生理学・医学賞を受賞したカリコ博士の発明である「mRNAワクチン」のおかげで、

多くの人が救われた。

 

ワクチンが嫌いな方もいらっしゃるとは思うが、とにかくすごい発明であることには間違いない。

 

 

科学に“遺伝”はあるのか?

 

 

山中伸弥博士も、「新型コロナのワクチンは、わずか一年足らずで開発されました。

でも、それまでの長い歴史があったことを忘れてはいけません。それが科学なのです。」

とおっしゃっている。

 

 

そういう意味では、科学の“遺伝”であり、“環境”であり、

「遺伝と環境のあいだ」で新しい発見が生まれてくるのではないかと思う。

 

 

カリコ博士はこう言っている。

 

 

「実験をしても、思い通りにいかないことが多い。

科学の世界では失敗したときに対処する力を身に付けるのが重要だ」

 

 

これからの子どもたちに、ぜひ聞かせたい言葉だ。もちろん自分たちにも。

 

 

昨年、息子が修学旅行で奈良&京都へ行った。

 

 

出発前日、私は帰りが遅く、また当日の朝も早かったため、息子にメモを残した。

 

 

「先生やタクシーの運転手さん、バスの運転手さん、旅館の人、お店の人、大仏、鹿など、

いろんな方にお礼を必ず言いましょう♪ 楽しんでね!」

 

 

すると、実は私の母も、手紙をくれていたことが判明。

 

 

「初冬の京都奈良! 福岡とは違った空気を感じることでしょう。

旅先の方々(ホテル・タクシー)へのあいさつ、ありがとうの感謝の気持ちを忘れず、

仲間と一緒に仲良く楽しくいい思い出をつくってください。元気で!」

 

 

あまりにも似たことを書いていたため、妻が笑っていた。「遺伝やね~」と。

 

 

これも“遺伝”なのか、それとも育ってきた“環境”なのか。

 

 

まあ私の方が、「大仏、鹿への感謝」を入れている分、母より優れているとは思うのだが

(字は明らかに母の方が綺麗であったが)、

これも「遺伝と環境のあいだ」の面白さだと改めて思った次第である。

 

 

 

勢島 英

 

 

 

 

 

 

 

 

社長挨拶などを書いているとまったく筆が進まない。

 

 

当の本人の実感がないのだから、まあ当然だろうと思う。

 

 

だからソレは、頃合いをみて、ちゃんと書こうと思う。

 

 

 

 

 

今年は出会いの多い一年だった。

 

 

まるで何かに導かれるように、出会った。

 

 

多くの個人名を挙げたいところだが、
さすがに書くことはできないので、本について書こうと思う。

 

 

最近では、義兄に借りた本にとても感動した。

 

 

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』

 

 

児童虐待、トランスジェンダー、さまざまな問題を題材にした小説。

 

本屋大賞第1位!という帯は、読んだ後に見ると、とても滑稽に見えて、
この本の品位を下げている気もする。

 

 

でも、多くの人に読まれており、
この帯をつけることでもっと多くの人に読まれるのなら、やっぱり必要なのだろう。

 

 

それだけ、多くの人に読んでほしい、と思う本だった。

 

 

 

 

我々薬局も「善」などというのは簡単にはできないと知っておかなければならない。

 

 

私のバイブルである河合隼雄『こころの処方箋』にも

 

 

『善は微に入り細にわたって行わねばならない』とある。

 

 

ただ良かれと思ってやったことが、
その人やその家族、周りの人々にとっては迷惑になることがある。

 

 

だからボランティアなどもとても難しい。

 

 

善をするには、その先も見なければいけない。

 

 

 

 

 

私たちの『やさしい薬局』という名も、そのような意味を込めてつけた。

 

 

 

 

 

“やさしい”とは何か。

 

 

 

 

 

人にやさしくするというのは、決して簡単なことではない。

 

 

しかしながら、この『52ヘルツのクジラたち』の中にもあるように、
時には無条件に抱きしめることも必要なのだと思う。

 

 

 

 

他に出会ってよかった本は、朝井リョウ『正欲』という本。これにも衝撃を受けた。

 

 

最近映画化されたようだが、残念ながらそれはまだ観ていない。

 

 

本当に人というのはさまざまで、いろんな人生がある。

 

 

人にはその人だけの歴史があり、心がある。ただマイノリティだと、
やはりまだまだ生きにくい世の中なんだと思う。

 

 

これは『52ヘルツのクジラたち』にも共通するところがあった。

 

 

 

また、映画『沈黙の艦隊』を息子と観に行ったものの、
続編がある気配がないので、原作の漫画本を購入した。

 

 

自分も読むべきだと思ったし、息子にも読ませるべきだと思った。

 

 

30年くらい前に描かれた本。

 

 

当時、未来について怖れていたことが、今、まるで予言のように実際に起こっている。

 

 

なぜ今、『沈黙の艦隊』が映画化されたのか。

 

 

それは映画を観ただけでは決してわからないと思う。原作でいうと序盤で終わってしまうので。

 

 

映画を観て興味を持った方は、ぜひ原作を読んでほしいと思う。

 

 

そういえば学生の頃、ラーメン屋さんとかお好み焼き屋さんとかトンカツ屋さんとかにいくと、
結構な確率でこの『沈黙の艦隊』の漫画が置いてあった気がする(油にまみれて)。

 

 

今思えば、ラーメン屋さんもお好み焼き屋さんもトンカツ屋さんも、
一人一人が政治を、世界情勢を、人間を、しっかり考えていたのだろう。

 

 

 

 

それと、田坂広志『教養を磨く』という本にしびれた。

 

 

あまりにもよかったので、ついたくさん買って友人や同僚に無理矢理あげた。

 

 

まさに、これからの時代を生きるためのバイブルと呼べるくらい、私には衝撃だった。

 

 

我々薬剤師が、近年、国から何を求められているかご存じだろうか。

 

 

「モノ」から「ヒト」へ

 

 

それをここ数年、ずっと言われ続けている。

 

 

薬を集めるだけ。「モノ」だけでなく、「ヒト」を見なさい、と。

 

 

私はそれに対し、ずっと違和感を持っていた。

 

 

町の科学者と言われた薬店の薬剤師、医薬分業、調剤薬局を立ち上げる薬剤師、
病院で入院患者さんのために調剤をする薬剤師、
いろんな薬剤師の先輩方がいたが、果たしてそこに「ヒト」は見えていなかったのか。

 

 

薬の先に、処方箋の先には、ちゃんと「ヒト」が見えていたのではないか。

 

 

今のようなAIやICTもない。

 

 

新薬もどんどん世に出ていた時代。

 

 

そんな時代に限られたツールを使って必要な情報を抽出し、
患者さんが安全に薬を使えるように、
先輩薬剤師たちは日々勉強し、奮闘してきたのではないか。

 

 

それを「モノ」しか扱ってこなかったようにいうのは、大変失礼だと感じる。

 

 

『教養を磨く』の中に、「知能」から「知性」へ、という言葉が出てくる。

 

 

「知能」は学んで得られる知識であり、「知性」は答えのない問いを考えること。

 

 

確かに多くの先輩薬剤師が戦ってきた情報、「知能」は、AIに代わっていくだろう。

 

 

そして、これからは「知性」が必要な時代で、これこそまさに薬剤師が本領発揮できることではないだろうか。

 

 

「モノ」から「ヒト」へ

 

 

ではなく、我々薬剤師もまさに、

 

 

「知能」から「知性」へ

 

 

なのだと思う。

 

 

先輩薬剤師が培ってきた知能を使って、
これからは患者さん一人一人の答えのない問いを考え続けるのが我々薬剤師の使命なのだと思う。

 

 

 

話を戻すが、『52ヘルツのクジラたち』では、
辛いときにクジラの声を聴く、というシーンが何度も出てくる。

 

 

実は私も、クジラの声のCDを持っている。

 

 

『鯨の詩(うた)』ポール・ウィンター、ポール・ハーレーとざとう鯨

 

 

 

ざとう鯨の「歌」の録音に合わせて、ポール・ハーレーがパイプオルガンを弾き、
ポール・ウィンターがソプラノサックスを吹くのだ。

 

 

なんとも幻想的なこのCDを時々思い返したように聴いている。

 

 

福岡県西方沖地震のときに自宅の本棚が倒れ、多くのCDケースが破損したが、
このCDは傷がついただけで残った。

 

 

 

自然と人間

 

 

 

つい、我々は分けてしまうが、植物や虫や動物と同じように、
我々人間も自然の産物なのだと思い出させてくれる。

 

 

自然の中の、とても小さな存在。

 

 

でも、

 

 

頼りになる薬剤師が家族に1人いればいい。

 

頼りになる薬剤師が友達に1人いればいい。

 

頼りになる薬剤師が近所に1人いればいい。

 

頼りになる薬剤師が地域に1人いればいい。

 

 

そうやって拡がり、多くの人から信頼されてきたのが、父(先代)だったと思う。

 

 

そしてこれからも、我々の周りの人たちに対して、

 

 

長く短い人生に、我々薬剤師が少しでもお手伝いできれば、と思う。

 

 

病気の不安、薬の不安を少しでも和らげることができたら、と思う。

 

 

それが“やさしい”薬局であり、私たちの本懐なのだと思う。

 

 

 

令和5年12月 代表取締役社長 勢島英

 

息子と映画を観に行きました。

 

 

 

ゴジラの日「11月3日」公開、そしてその朝一番で観に行きました。

 

 

人が多いのが苦手なので、我が家はいつも朝一番で観に行きます。

 

 

今回の「ゴジラ-1.0」は、今はいろいろネタバレ情報が出ていますが、公開前はほとんど出ていませんでした。

 

 

息子はゴジラ好きで、ほとんどのゴジラ作品を観ているので、今回も楽しみにしていました。

 

 

 

 

以下、多少のネタバレあります。

 

 

 

 

 

戦後すぐの日本。特攻隊に配属されるも、生き延びた主人公。

 

 

生きていていいのか、という葛藤をずっと持ちながら、ゴジラとの闘いに志願する。

 

 

そして、そこで出てきたのが、なんと幻の戦闘機「震電」!

 

 

思わず息子と顔を見合わせました。

 

 

そう、実は今年の夏、息子と「筑前町立太刀洗平和記念館」に行き、この震電の実物大模型を見てきたばかりだったのです!

 

 

館内は写真撮影が禁止でしたので写真はありませんが、HPから見れるパンフレットには小さく写真が載っています。

 

 

この震電、プロペラ機を反対向きに乗るような形で、こんなものが飛べるのか、と思いました。

 

 

 

でも実際に、(CGでも)飛んでいる姿を見て、感無量でした。

 

 

 

それと同時に、太刀洗平和記念館の静謐な空間で見てきた特攻隊の方の写真や遺書、戦争の恐ろしさと無念、いろんな感情がこみ上がってきました。

 

 

 

近年、今回の「平和記念館で震電を見た」⇒「映画でたまたま震電が出てきた」のように、何か見えないものに導かれているのではないかという体験が増えてきた気がします。

 

 

 

年齢を重ねるとは、こういうことなのでしょうか。

 

 

 

田坂広志 著「運気を磨く」にも、「自分の人生は、大いなる何かに導かれている」ということについて書いてあります。

 

 

宗教とかではなく、自分の意識、心の持ち方として。

 

 

今回の「ゴジラ-1.0」のメッセージはシンプルにただ一つ。

 

 

 

「生きろ」

 

 

 

ということを感じました。

 

 

 

ウクライナ侵攻やイスラエル問題など、多くの人が戦争で亡くなっている現代。

 

 

 

この「ゴジラ-1.0」が今公開になったのも、何かの導きかもしれません。

 

 

勢島 英

 

 

 

全然関係ないのですが、日曜日の朝食。きなこ入りヨーグルトを食べました。

混ぜてスプーンですくうと、「あ、これ〇〇に似てない!?」という話になりました。

さて、〇〇とは何でしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

応えは、「木星」です!・・・似てない?(笑)

家族で「きなこヨーグルト木星」作り。他の惑星はさすがに難しいか!?

 

9月23日(土)、「RUN伴+2023」というイベントが4年ぶりに開催され、
当局の薬剤師が参加させていただきました。

 

 

1994年「国際アルツハイマー病協会」は、
世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、
この日を中心に認知症の啓発が実施されています。
また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みが行われいます。

 

 

その一環が、RUN伴+(ランともプラス)です。
この取り組みは、認知症の人も、認知症でない人も、みんなでタスキをつなぎ、
ゴールを目指す全角のプロジェクトです。
認知症になっても安心して暮らせる地域づくりと認知症に関する啓発を行うものです。

 

 

今回は、地域の介護施設のスタッフの皆様、入居者の皆様、そしてそのご家族の方々で、
認知症啓発のイメージカラーであるオレンジ色のTシャツを着て、ウォーキングをしました。

 

 

写真を見せてもらいましたが、「せーの!」でみんなでゴールしたときは、
入居者の皆さんも普段見ることのできない、とても幸せそうな顔をしていらっしゃいました。

 

 

コロナ過というのは、認知症の方やこういった介護施設に入所されている方々、
そのご家族の皆様、またそこで働いているスタッフの皆様にとても大きな影響を与えました。

 

 

その苦難を皆で乗り越えたからこそ、このような笑顔になるんだろうなと思います。

 

 

 

さて、同日に長崎で「第82回九州山口薬学会」があり、私はそちらの方に行っていました。

 

そこで、私たちの研究活動を評価いただき、助成金をいただくことができました。

 

6件の応募中、2件の研究が選ばれたそうです。

 

私たちの研究というのは、そう、今まで何度かこのブログでも書きました団地でのイベントです。

 

これはUR都市機構様、福岡大学薬学部様、
そして「健康サポート薬局」「地域連携薬局」であるオリーブ薬局様と一緒に行っているもので、
私が代表で長崎に行ってきました。

 

この活動を団地の方々、地域の方々のために役立て、そして研究結果を学会発表や論文化することで、
日本の他の地域だけでなく、世界の役に立てたらと思っています。

 

さらに、当局で行っている「もの忘れチェック」の研究成果を福岡大学薬学部の先生が発表してくださいました。
これも福岡大学薬学部と当局、そして近隣クリニックの医師の方々と一緒に行っているものです。

 

 

薬局では慢性疾患の方は定期的に来られますので、認知機能の低下に関しても気づきやすい環境です。

 

 

そこで認知機能の低下が気になる方に薬局でタブレットを使って「もの忘れチェック」をしてもらい、
気になる結果が出た方はかかりつけ医に繋いで、医師に詳しい認知症のチェックを行ってもらったり、
他専門病院へ紹介してもらったり、一緒に対策を考えるというものです。

 

 

先日、日本でも認知症の治療薬がついに承認されました。しかしこの薬はだれでも使えるというわけではありません。

 

 

特に重要なのは、認知症の早期発見です。すでに病状が進んでいる方には残念ながらこの薬は使えません。

 

ですので、認知症の早期発見のためにも、
我々薬局での“気づき”が、今後も重要になってくるのではないかと思っています。

 

 

「もの忘れチェック」は、「セジマ調剤薬局薬院」と「やさしい薬局長尾店」で行っています。
ご興味のある方はぜひお越しください。

 

 

 

 

 

長崎で旧友と学会開始前の早朝に路面電車に乗って諏訪神社に行きました!

 

朝から長い階段で疲れましたが(笑)、久しぶりにリフレッシュできました!

 

 

 

日中と朝晩の寒暖差が大きいですね。胃腸の調子が悪くなったり、めまいがしたり、
自律神経も乱れやすい時期です。どうぞ皆様ご自愛ください。

 

 

勢島英

 

RUN伴資料 (1) (1)

福岡市城南区にありますオリーブ薬局様と当局(やさしい薬局長尾店)、
そして、UR都市機構様、福岡大学薬学部様で近隣地域の宝台団地で定期的にイベントを行っています。

 

 

その名も『宝台健康アカデミー』

 

 

宝台団地の方々のフレイルチェック、生活環境チェック、ものわすれチェック、健康診断等を通して、
薬相談、介護相談、栄養相談等を、薬剤師&管理栄養士が個別にお話しするというもの。

 

 

 

自治会の皆様の協力のもと、2023年8月22日に第2回を開催できました。

 

 

地域活動といっても簡単にできることではありません。

 

 

しかし、1つの薬局ではできないことでも2つの薬局でできることがあり、
また薬局だけではできないことをUR都市機構様や大学の協力を得ることでできることもあります。

 

 

福岡大学薬学部からは、先生方だけではなく、
前回も今回も学生さんたちがボランティアで手伝いに来てくださって大変助かりました。
みんないい笑顔で頑張ってくれました!

 

 

今後も現場の声を聞きながら定期的に続けていく予定です。

 

 

そして、この『宝台健康アカデミー』が地域の皆様のお役に立つと同時に、
他の地域にもなにか伝えることができたらと思います。

 

 

 

 

さて、同じ週の26日に、同じく宝台団地の夏祭りが開催!

 

コロナ過で数年中止になっていましたが、今年はようやく開催されました。

 

そこで私も演奏させていただくことになりました!

 

りょうすけ内科外科の山口良介医師がテナーサックス、
私たちが通っているピアノ教室「VIEW MUSIC STUDIO」の講師である清田美帆先生がピアノ、
同じく「アトム電気 福大前店VIEW」の電気屋さんである清田良平さんがベース、
そしてわれらの長年の音楽仲間である原賀さんが打楽器を、私はソプラノサックス担当です。

 

 

 

仕事の昼休みや仕事後の夜に集まって練習。

 

 

大変でしたが、久しぶりの音楽活動にワクワクしていました。

 

 

ところが…

 

 

 

本番直前、私が熱中症になってしまいまして(笑)

 

 

 

当日は仕事後にリハーサル、そして準備など、いろいろやっておりました。

 

 

水分はしっかりとっていましたが、なぜか本番1時間半前くらいでしょうか、動悸とめまいが。

 

 

「ヤバい…。熱中症だ」と思い、経口補水液を飲みましたが、改善せず。

 

 

大量の発汗、手の震え、頭痛も出てきました。

 

 

幸い今回の音楽仲間に医者がいましたので、
すぐに山口医師(テナーサックス)の指示のもと、涼しい場所へ移動し、
氷をたくさん買ってきていただいて、首と脇を冷やしました。

 

 

ずっと段ボールで扇いで風を送ってくださる方もいました。

 

 

そのまま1時間ちょっと。

 

 

本番の時間が近づいてきます。
バンドメンバーは、「(勢島が吹けなかったら)どうする?どうする?」ってコソっと相談しています。

 

 

「ソ、ソプラノを取ってもらえますか…」となんとか楽器を吹こうとしました。

(後でみんなにマネされました。「ソ、ソプラノを取ってもらえますか…」って(笑))

 

 

でも音が出ず、自分自身も「今日の演奏無理かも…。」という思いが頭をよぎりました。

 

 

しかし、何としても今日は演奏したかった。

 

 

すると、皆さんの協力のおかげで本番直前に奇跡的に動悸が回復!!

 

 

動悸さえ収まれば、多少手が震えようが、頭痛があろうが、演奏できます!
(注:医師の監視のもと演奏しています。決してマネしないでください。)

 

 

なんとかすべて演奏することができました(涙)!!!

 

 

曲は、①アンダー・ザ・シー、②星に願いを、③アイドル、④長崎は今日も雨だった、
⑤夏の終わりのハーモニー、⑥涙そうそう(これは時間がなく?できませんでした。)

 

 

演奏後に、いろんな方が「よかったよー」って言ってくださいました。

 

 

ほんと皆さんに感謝! バンドメンバーに感謝!

 

 

 

 

 

今回、自分が熱中症になってわかったこと。

 

 

それは、知識はあっても、やはりいざ自分が熱中症になると、人の助けがいるということです。

 

 

涼しい場所へ移動したり、氷で冷やしたり、水分をとったり、扇いでもらったり、
一人じゃできないし、実際動けませんでした。救急車を呼ぶ判断もできません。

 

 

(実際、危ないと思ったら救急車を呼んでください。)

 

 

だからこそ、地域のネットワークや近隣とのおつきあい、
いざ何かあったときにどこを頼るか、どこに電話するか、
それを誰と共有しておくか、などが重要だと思います。

 

 

 

今後の「宝台健康アカデミー」を通して、そういうところも考えていきたいと思っています。

 

 

今回、なんとしても演奏したかったんです。

 

 

「宝台健康アカデミー」に来てくださっている皆さん、
そして、なかなか家から外に出てこられない方、施設に入所されている方、
介護をされているご家族の方、介護の仕事をされている方、夏祭りを楽しみにしていた子どもたち、
いろんな希望や思いを持って夏祭りを準備してこられた方々、
多くの方に感謝と喜びを音楽で伝えたかったのです。

 

 

ご自宅にも聴こえたでしょうか。施設のお部屋にも届いたでしょうか。

 

 

皆様の心に少しでも届いたでしょうか。

 

 

 

 

 

最後に、厚労省の熱中症のチラシを添付します。

 

【リーフレット】熱中症予防のために

 

 

まだまだ残暑は厳しそうです。皆様どうぞお気をつけて。

 

 

 

勢島 英

 

先日、尊敬する先輩薬剤師「推し」のジャズピアニスト・高木里代子さんのライブに誘っていただき
行ってきました。

 

 

 

高木里代子さんといえば、グラビアをやったり、セクシーなジャズピアニストで有名。
最近はテレビにも出ているようです。

 

 

 

色っぽい服装で演奏したり、演奏後は写真撮影会があったり、CDにサインはよくありますが、
さらに「一緒に写真を撮る1000円」、「チェキで一緒に写真を撮る1000円」、
「色紙にサインしてもらう1000円」など(笑)

 

 

 

まるで「アイドル」。

 

 

 

私はCDにサインしてもらいました!

 

 

 

一緒に行った先輩薬剤師はというと・・・秘密です(笑)

 

 

 

ただ、サインをもらいながら思ったんです。

 

 

 

あれだけハードなライブをしたあと、ピアノで指を使ったあと、こんなにサインをしたり、
笑顔で写真を撮ったりするのはすごく大変だろうな、と。

 

 

私もこの前ピアノの発表会の前日にプログラム折りを手伝ったのですが、
指が疲れてピアノが弾けなくなりました(笑)

 

 

 

まあ一緒にするなという感じですが、
「指」を使うピアニストがサインをたくさんするというのはかなり負担がかかることだと思います。

 

 

 

高木里代子さんのピアノはとても素晴らしい音色で、美しく、力強く、繊細で、独創的で、
いつまでも聴いていたい感じがしました。

 

 

 

さらに今回はトリオだったのですが、ベーシストの井上陽介さん、
ドラマーの則竹裕之さんは二人とも超大物ミュージシャン!

 

 

 

井上陽介さんのウッドベースは、
あんな大きな楽器なのに見たことがないような早い指の動きをされていました。
手の残像が見えるような(笑)

 

 

 

則竹裕之さんは、私が好きなT-SQUAREというバンドの元メンバーで、
そのドラムを生で聴けて感動しましたね。

 

 

 

いやー、二人ともカッコよかった!

 

 

 

この超大物2人に高木里代子さんも全然負けておらず、とても素晴らしいトリオの演奏でした。

 

 

 

こんなピアノを弾くには小さいころからものすごい練習量だったと思いますし、
そして自分のCDを出したり、音楽で生きていくにはさまざまな困難があったと思います。
そしてその努力を維持して、さらに進化し続けないといけない。

 

 

 

私たち薬剤師は薬学部に行って、国家試験さえ通れば「薬剤師」です。
(正確にはいろいろ申請作業がありますが)

 

 

でもそれで勉強や努力をやめてしまっては、意味がない。

 

 

薬剤師も進化し続けなければ、誰からも必要とされなくなります。

 

 

華やかなステージで輝くアイドルやミュージシャンも、影でものすごく努力を続けていて、
それでもそのほんの一部の人だけがその職業で生きていける。

 

 

 

努力をしたからといって成功するとは限らない。しかし、成功している人は必ず努力をしている。

 

 

そして、最近読んだ本にすごく心に響いた言葉がありました。

 

 

「どんな時代にも勝ち組はいるし、いまの自分の境遇を世の中のせいにしたところで、
結局虚しいだけなんだよ。ただし、オレがいう勝ち組は、大企業のサラリーマンのことじゃない。
自分の仕事にプライドを持っている奴のことだけどさ。どんな小さな会社でも、
あるいは自営業みたいな仕事であっても、
自分の仕事にプライドを持っているかどうかが、一番重要なことだと思うんだ。」
(池井戸潤 著:半沢直樹3「ロスジェネの逆襲」より 瀬名が森山へ言った言葉)

 

 

 

自分も進化し続けないといけない。そしてプライドを持って仕事をしようと改めて思いました。

 

 

これからも(先輩薬剤師と一緒に)ジャズピアニスト高木里代子さんを応援していきます!

 

 

さて、アイドルといえば、今話題の漫画「推しの子」、
そしてそのアニメの主題歌YOASOBIの超ヒット曲「アイドル」ですね!

 

 

ほんとこの漫画を考えた人も歌を作った人も描いてる人も歌っている人もプロデュースしている人も、
「みんな天才か!」と思いますが、これもすべてが努力の賜物なのでしょう。

 

 

2023年8月26日(土)18時頃、城南区の宝台団地の夏祭りで、
この「アイドル」を含めた数曲を音楽仲間とピアノの先生と一緒に演奏します!
私はピアノではなく、今回はソプラノサックスです!

 

 

 

↓この細長いサックス。

 

 

 

雨だとできるかわかりませんが、皆さんに喜んでもらえるようがんばります!

 

 

勢島英

 

福岡ソフトバンクホークスが、アルフレド・デスパイネと再契約しました。

 

 

なぜ、今デスパイネ獲得?

 

 

なぜ、デスパイネ?

 

 

なぜデス?

 

 

うちの薬局はその話題で持ちきりです(?)。

 

 

出場するのはオールスター明けになるそう。

 

 

新外国人の打撃が不振とはいえ、なぜデス?

 

 

同じキューバならホークスで活躍したジュリスベル・グラシアルとか、ほかにもいい選手がいるでしょうに。

 

 

デスパイネ選手はもちろんホークスでも活躍して、福岡でも「親方」というニックネームでみんなから好かれている。ちなみにグラシアル選手は「ジュリ様」、モイネロ投手は「モイモイ」。

 

 

しかし、ここ数年は年齢的なものもあり、どうしても活躍は下降気味だった。

 

 

だからといって、ソフトバンクホークスがただ外国人バッターの補充というだけでデスパイネ選手と契約するはずがない。

 

 

きっと、何か重要な「意味」があるはずなのです。

 

 

デスパイネ選手は日本の自宅のバーベキューに選手たちを呼んだり、モイネロ投手やグラシアル選手の相談役になったりというのは有名な話。

 

 

今いるホークスの外国人選手たちの相談役に呼んだのだろうか。それとも・・・?

 

 

 

ところで「なぜ〇〇なのか」という題の本は一時期流行って、たくさん出版されましたね。

 

 

でも私が知る限りでは、一番古いのは、アガサ・クリスティー「なぜ、エバンスに頼まなかったのか」ですかね(笑)

 

 

 

 

 

 

さすがアガサ・クリスティー、名作です。とても面白かった。

 

 

気になる題ですよね?(笑)

 

 

ちなみにアガサ・クリスティーは薬剤師です!

 

 

ちょっと「なぜ〇〇なのか」ブームは下火な気がしますが、もしホークスが今年優勝して、そして「なぜホークスはデスパイネをとったのか」なんて本が出たら、私は間違いなく買います!

 

 

ネット情報で取り上げられる情報って表面的なものが多く、実際のところはわかりません。

 

 

ネットでたくさんの情報を知っているつもりになっても、本当に大事なことを私は知っているのだろうか。

 

 

何はともあれ、デスパイネ選手のまた愛くるしい笑顔が見られると思うと嬉しいですね!

 

 

がんばれ、デスパイネ! 「デスパ、い~ね~!!」

 

 

勢島 英

薬剤師は衛生面から基本的には爪は短く切っている人が多いですが、私は片手の親指の爪だけ少し伸ばしています。

 

なぜかというと、一包化(薬を用法ごとに分包機で袋に入れる作業)するときに、シートから錠剤を出すのに、少し爪が伸びてないと薬が出しにくいからです。

 

短い爪の状態で分包するのは、指がかなり痛くなるのです。

 

でも、私は年に一度、親指の爪を短く切る日があります。

 

 

 

 

それは、ピアノの発表会の前日。

 

 

 

 

 

ピアノを弾くときに、親指の爪が伸びていると少しばかり弾きにくさがあります。

 

でも仕事だから、と我慢しますが、年に一度の発表会の前にはかなり短く切ります。

 

 

 

今年は私(と子供たち)が通っているピアノ教室VIEW MUSIC STUDIOがついに20周年! すごい!!

 

 

思い起こせば私が大学院生の頃、実験の待ち時間に散歩しているとき、たまたま見かけたのがこのピアノ教室でした。

 

 

フラッと中に入り、ピアノの先生と話し、即入会(笑)

 

 

そのころはピアノ教室も今の場所にできたばかりで生徒も少なかったのですが、今ではたくさんの生徒さんがいます。

 

 

先日の発表会では子供の生徒さんが多かったのですが、以前は大人の生徒さんもたくさんいました。

 

 

しかし、コロナ過で数年間発表会ができず、大人の生徒さんは減りました。

 

 

ピアノレッスンは基本的に個室の防音室ですからね。感染リスクも高まります。

 

 

でも、ピアノ教室でちゃんと感染対策をして、先生は一度も新型コロナウイルスに感染せず、ついにその時期を乗り越えて、20周年という節目に発表会を行うことができたのです。

 

 

もう、感無量です。

 

 

今年は初めてホールでの発表会。グランドピアノが大きい!!!

 

↑私はピアノソロ(ノクターン作品9‐2:ショパン)と息子とピアノ連弾(キャラバンの到着)を演奏

 

 

↑そしてピアノ教室の音楽仲間と共演。母(ピアノ)と小3の息子さん(ドラム!)、そして音楽仲間がベースを弾き、私がアルトサックスを吹きました!(虹:菅田将暉)

 

 

いやー・・・私はボロボロでした(笑)

 

 

でも、尊敬する先輩薬剤師や友人、親族も応援に来てくれた。

 

 

久しぶりにピアノ教室の音楽仲間にも会えた。

 

 

以前小さかった子供の生徒さんたちも見違えるように大きくなっていた。

 

 

その子たちの素晴らしい音楽を聴くことができた。

 

 

新しい生徒さんもたくさん増えた。

 

 

私の演奏で先生が涙を流してくれた。

 

 

それだけで、私が音楽を続ける意味はある。

 

 

 

私は裏方の手伝いをしていたので舞台袖にいましたが、演奏を終えて「ホッと」した生徒さんたちの笑顔を見ることができたのは、裏方の特権でしたね!

 

 

みんないい顔してた。

 

 

ピアノ教室と歩んできた20年。

 

 

もう20年も経ったのか。

 

 

でも間違いなく、このピアノ教室は私の人生に彩りを与えてくれました。

 

 

また来年も、再来年も、親指の爪を短く切るとき、緊張とワクワク感、そして充実した音楽人生に感謝をすることでしょう。

 

 

先生、指が動く限りピアノを弾き続けますので、これからもご指導よろしくお願いしますね。

 

 

勢島 英

2023年4月18日、「第1回宝台健康アカデミー」を開催しました!

昨年の11月に一度、宝台団地でのお薬相談会&座談会を行ったのですが、
今回から名称を変更し、今年度合計4回を予定しています。

 

 

前回同様、オリーブ薬局様、UR都市機構様と一緒に開催しました。

 

そして今回から福岡大学薬学部にも協力していただくことになりました!

 

私は十数年前、福岡大学薬学部の大学院に通っており、
そこでお世話になった先生方とまたこうして一緒に仕事ができるというのは縁を感じますし、
とてもうれしく思います。

 

 

 

この日はは宝台団地にお住まいの18名の方が参加。

 

 

まず前半は私が「コロナ禍が認知機能に与えた影響」や「フレイルについて」
そして「外に出て体を動かすことがフレイル予防になり、認知症予防になる」
ということをお話ししました。

 

その後は、福岡大学薬学部の先生方と学生さんが
「ものわすれチェック」
「生活状況チェック」
「ロコモ(ロコモーティブ シンドローム)チェック」を行い、
さらには身長、体重、握力、血圧測定を行いました。

 

私たち薬剤師はその結果をふまえてアドバイスをしたり、
薬の悩み、介護の悩みなどを個別にお話ししました。

 

 

お待たせする時間が長かったり、当日はなかなかスムーズに行きませんでしたが、
福大の学生さんや当局に学生実習に来ている学生さんたちが
来場者の方といろいろお話をしてくれました。
学生さんたち、ありがとう!

 

 

今回のデータは福岡大学薬学部の先生方が解析してくださいます。
そして、それを積み上げて、宝台団地の皆様にフィードバックし、
またそれが他の地域の皆様の参考になれば幸いです。

 

そして私たち薬剤師も地域の現状、一人一人の現状を知ることで、
問題を把握し、周りの方々と協力して地域の役に立ちたいと思っています。

 

 

「人生の幸福度は、年収や学歴、職業では決まらない。

友人の数でもなく、結婚の有無でもなく、身近にいる人たちとの人間関係の質が最も大切だ。」

 

 

そう話したのは、
ハーバード大学が80年以上続けている成人発達研究を担当するロバート・ウォールディンガー教授。

 

私もこう見えて(?)実は人と話すのはあまり得意ではなく、
つい一人で読書や音楽に没頭してしまうのですが、
それでも患者様や宝台団地の方々とお話しすると、やっぱり人とのつながりっていいな、と思います。

 

 

信頼は簡単には形成されず、崩れるのは早い。

 

 

一回の活動で自己満足してはいけません。
これからも少しずつ皆様と信頼関係を作っていきたいと思っています。

 

 

それにしても、ご高齢の方々の笑顔ってほんと素敵ですよね。

 

 

少しずつ少しずつ齢を重ねるごとに刻まれていく顔の「シワ」というのは、
笑顔をいっそう素敵にするためにあるのではないでしょうか。

 

 

勢島 英

早朝に出勤し、溜まっていた仕事を終わらせようと思っていましたが、止めました。

 

 

そしてこれを書いています。

 

 

 

 

坂本龍一さんの訃報。

 

 

 

癌で闘病中ということは前々から知っておりましたが、やはりショックでした。

 

仕事柄、いろんな病と闘っておられる方々と関わります。

 

その方々と話す度に、いろんな思いが頭を巡ります。

 

そして、人間の生命力というものをものすごく感じます。

 

本人にしかわからない思いが生命力として、溢れ出てきます。

 

身体は病に侵されていても、生命力は増すのです。

 

だから私たち医療従事者や介護従事者は、なにか少しでもそのお手伝いができないか、
と試行錯誤を続けるのです。

 

 

坂本龍一さんの代表作の一つ「戦場のメリークリスマス」は、昨年のピアノの発表会で弾きました。

 

ピアノの発表会といっても、ここ数年は私が通っているピアノ教室もコロナ過で開催できず、ビデオ撮影のみ。

 

新型コロナウイルス感染症や様々な病、飢餓、紛争、そしてロシアのウクライナ侵攻でも多くの人が亡くなり、
今もなお苦しんでいる方々がたくさんいます。

 

私はクリスマスの街の雰囲気がとても好きですし、家族とも楽しみます。

 

その一方で、クリスマスにも楽しめず苦しんでいる方が必ずいるということを忘れてはいけないと思い、
この「戦場のメリークリスマス」を弾いています。

 

ピアノ教室で先生が撮ってくださっていた私の演奏がYouTubeにあがっていました。

 

とても下手な演奏です。

 

言い訳ですが、ピアノの先生とカメラの前だけで演奏するというのは、ものすごく緊張しました(笑)
指が震えていると思います。。。言い訳です(笑)

 

でも、私が毎日練習しており、家でもこの曲のCDを流したりしていると、
息子もこの曲をやってみたいと練習していました。

 

そして娘も、いつかこの曲を弾きたいな、って言っていました。

 

 

坂本龍一さん、ちゃんと受け継がれています。

 

 

ずっと平和への思いを語っており、音楽でも表現していた坂本龍一さんの思いが、
こんな小さな一家族にも、受け継がれています。

 

 

私は指が動く限り、この曲を弾き続けます。

 

 

あの発表会の演奏よりはちょっとは上手になったかな。

 

 

坂本龍一さんに感謝を込めて。

 

 

勢島 英

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